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小規模特認校を去るHSCっ子の転校前の様子と、「箱」のはなし

今日は長女、転校前最後の登校。

いつものように娘と夫を送り出したけれど、部屋に戻ると1人ジーンと込み上げてくるものが…。


*


豊かな自然に囲まれた小規模特認校を自ら選択した長女。

昨年の全校生徒は娘を入れて、14人。

同じ学年は誰もいない小学校生活でした。

我が家だけ片道40分かけて山を上り、帰りも片道40分かけて山を下りてくるという生活。

朝は夫が担当してくれ、帰りは私が行くというスケジュールをこなしてきました。

今年度は4年生との複式学級ですが、昨年度はクラスにたった1人。先生と1対1で過ごしていました。

そして約5か月間の不登校。

私もまた、学校や教員という存在をどう捉えているのかが浮き彫りになり、我が子とどう生きていきたいのかが改めて明確になった期間でもありました。

4歳の次女も、嫌がることなく長女の学校へ一緒に行ってくれたことも、こんな生活を送り遂げることができた一因だと感じています。本当にありがとう。


今の学校を去ることを、本気で寂しがっていた長女。

昨年のように学校に対してあまり良いイメージを持っていない状態で去るよりは良かったかな、とは思うのですが、大好きになった学校を離れるとなるとやっぱり寂しいですよね。

生徒みんな、学校の先生みんな、多くの地域の方々と触れ合える学校生活は、今の学校ならでは。

次の学校に対して前向きなイメージを持っている長女なので、今日を一区切りとし、気持ちを切り替えてもらえたらな、と思っています。


*


実は先週あたりから突発的に、話ができない・妹を叩く、蹴る・暴れまわる・泣き叫ぶというようなことが起きており、手が付けられない状況に陥ることが増えておりました。

きっと、学校で「もうあと少しだね~」とか「これが最後だね~」とかけてもらう言葉も、HSC気質を持つ彼女にとってはいろんな意味で大きかったと思います。(長崎の幼稚園を年中で去る時も、先生方からかけられる「寂しいね~」との言葉に、ひどく胸をしめつけられている様子が思い浮かびました。この時も家では暴れておりました。)


昨夜も妹の枕を奪い取り、必死に抱きしめてちょっぴり意地悪していた長女。

「明日学校が最後なの、寂しいの?」と聞くと、そっと手を緩め、妹に返してあげていました。

親としては「もう、何やってるのー!!」「早く返しなさい!!」「意地悪するんじゃないの!!」と言いたくなる場面ですが、そこをぐっと立ち止まって、「今、もし私が彼女の立場だったら、どんな気持ちなんだろう?」って想像してみたんです。

そうしたら彼女の心が見えた気がしたので、「寂しいの?」という質問が私の中から出てきました。


やっぱり自分が箱から出ているかどうかって、親子関係においてもとても役に立つし、重要なことだなぁ~と改めて感じました。

ちなみに夫婦関係にもすごく役立ちます。

昨日は珍しく娘たちにちょっぴり怒り口調だった夫のことも、自分が箱から出ていたおかげですぐに彼の置かれている状況等が把握できたので、私自身の内側も外で起きる事柄も、すべてが平穏に過ぎていきました☆


私が参考にしている「箱」の考えは、こちらの本です↓





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