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アイソレーションタンク


先程、「アイソレーションタンク」というものに入ってきた。
たしか、『アナザースカイ』でモデルのローラが
LAでアイソレーションタンクに入っていたように思う。その独特な形状と浮かび上がる水色の液体。
その中に人間が入って瞑想する??興味しかわかなかった。しかし、それはLAの話であって、日本にある訳がないと思っていた。
それがあったんだなー

私が行きたかったホテルに。

外界と物理的に遮断された暗闇の中に水色のライトが照らされていて、アナウンスがお風呂の浴槽のようなところから流れてくる。それに沿って、体を委ねてリラックスさせる。中にはエプソムソルトという、塩なのかなんなのかが分からないが、そういったものが溶かされており、死海のようにぷかぷか浮く。
タンク自体は広く大きく、大人が2人ほどは入れそうだが、実際に入ってみると、浅く自らが手を広げたり、漂うので、やはり一人がベストだろう。
何にせよ、こんなにも感覚が遮断され、視界も聴覚も
水と溶け合うような環境。瞑想に専念するしかない。
私は耳栓をして入った。

最初のうちは、目を瞑ると体が回っているような感覚と、くすぐったさもややあった。何にせよ、こんな感覚は初めてだ。(プールで背泳ぎをしている状態に似ている。)徐々に体にいかに力が入ってるかが分かる。そして色んな雑念や思考が浮かんでくる。(これが結構しんどい)。
体は慣れて耳から伝わってくる水の振動が小さくなる。しかし、その分考えなくて良いことを考えたり、
感覚に惑わされて、思考がどっか行ったりの繰り返し。力が抜けると気持ちがいい。
しかし、体の力を抜くって思っていたよりも難しい。いかに力を入れて生きているかだよね。

頭用の浮き輪が用意してあり、それを肩の下や太ももの下に置いて、力をうまくはずせないかを試行錯誤する。

他のところは分からないが、
私のところは、30分説明&シャワートイレタイム、
60分タンクの中に入る
30分シャワーを浴びる
30分振り返り、休憩

こんな感じでわりと多めに時間を取ってもらっていた。しかし、60分瞑想というのは、わりと大変かもしれない。
体だけではなく、思考も水に浮かんでいると浮かび上がってくるのだ。そして、それを俯瞰で見ている感覚。あーこんなこと考えてるんだなー、とぼーっと第三者のような視点でもう一人のわたしがみている。

誰かが言っていたけれど、瞑想自体はきつくてもいいんだと。なぜなら私たちは瞑想の為に生きているわけではないから。瞑想の後の時間をどう生きていくか、
そこにかかっていると。
瞑想中は時間が分からず、正直きつい瞬間もあったが、終わった後はなんだか晴れやかな気持ちだ。

プールと違うのは人肌の温度。冷たくも暑くもない。

目に水が入ったら痛いらしいから気をつけて。

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