土井善晴 一汁一菜の未来
『土井善晴 一汁一菜の未来 』平凡社 ムック本 発売日 : 2022/3/1
を読みました。
素敵な写真と共に土井先生の一汁一菜の世界を楽しめる本でした。
ひとつひとつの料理が本当に美味しそうで、食材が活き活きとしているのがわかりました。
ちょっと話だけ聞くと、ご飯とお味噌汁だけなんて足りない、と感じますが、このご飯と汁があれば、たしかに満足できそう、と思わせるような、大ぶりなお椀と汁椀にどーんと盛られた一汁一菜の画像がたくさん掲載されていて、見ていて食べたくなりました。
ほおばりたくなる、と言ったほうがいいかもしれないです。
河井寛次郎氏についても詳しく取り上げれていて、河井寛次郎記念館にも行ってみたくなりました。
以下、引用です。
『それは、たんたんと生活する暮らしの中にこそ美しいものが生まれるという思想。
美しいものは追いかけても逃げていくけど、真っ当な仕事の後に美しいものが生まれている。
自然と良い関係を持ちながら育む健全な暮らしの中にこそ美しいものがあると気づき、
”そうか、家庭料理は民藝や”と発見したんです。
家庭料理は名もなき工人が作る美しいものと同じ。ふつうの暮らしにこそおいしいものがあると』
どんなにすごい世界の人たちも、最初からすごいわけではなくて、真摯な姿勢で正直に仕事をし、
いろんな人たちと関わり、学び続けていくことですごくなっていくのだなと、そういう背景があるということを、
いつか佇まいから感じられる人になるのだなと思いました。
私もまだまだこれからの人生、面白い人、魅力的な人にたくさん会いたいです。
がんばらないと。
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