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孤独は嫌いだけど一人は好き|日記(8/15-8/18)

8月15日(木)
初めての在宅勤務。いつもより遅く起きて、洗濯物を干す。時間が少しあったので朝のうちにnoteを書き進めた。家で集中できるかなと思ったけど、最初にnoteを書いていたこともあってかスムーズに仕事ができた。遠隔で業務の引き継ぎをしてもらい、自分なりに進める。教えてもらったことは紙に書かずにExcelに入力するようにしたり、やることもGoogleカレンダーに書くことにしたら紙が減ってスッキリした。
お昼には納豆パスタを作る。いつも人の「リモートワーク飯」を見て羨ましくなっていたので、在宅ランチを楽しみにしていた。

お茶漬けの素とバターで味付け

『家、ついて行ってイイですか?』の過去回を観ながら食べる。昼休みが終わるまでに洗い物も済ませられた。午後は意外と引き継ぎされた業務に時間がかかり、やろうとして持ち帰って仕事は少ししかできなかった。17時まで仕事をして退勤。星野源ANNを聴きながら、チキンカツレツとサラダを作り、昨日のお味噌汁を温める。カツレツの素を初めて使ったが、簡単に美味しくできた。洗濯物を済ませ、帰ってきた夫と食べる。すると、また食事の最中に地震が来た。夫は猫が段ボールへ入るみたいにしてテーブルの下に潜る。私はというとそんなに急に焦ることができなくて、「こういう時は潜るのか」と考えてからテーブルの下に入った。揺れが落ち着いた後、「自分の身は自分で守らなくてはいけないよ」と彼に言われて、生きることを他人任せにしてはいけないなとうっすら思う。

レモンソースをかけてさっぱりと食べた

8月16日(金)
台風予報の日。雨は降っているみたいだが、小雨程度なのでいつも通り出勤。在宅ワークで荷物が多いなと思いきやバスに乗っている人は少なく、隣の座席に荷物を置いて快適に出勤できた。今日は仕事が多いので、タスクをチェックしながら一つ一つこなしていく。しかし突発的に頼まれる仕事もあり、結局急ぎの業務だけしかできなかった。時折、業務の全体像を理解できている気がしなくて、また次回ちゃんと同じ仕事ができるか焦る。それでも前職の同じことばかり繰り返す虚無よりは、ずっと良いものであると信じたい。
不安定な天候なので社長に早く帰るように気遣ってもらい、本社の先輩に報告する。仕事があまり進まなそうだったので、昼休憩をいつもの半分にする。「軽くお昼食べてきます」と本社にチャットで報告すると、「ゆっくり食べてきてくださいね」と言ってもらい、優しいなと思う。昼過ぎ、天候がやや回復してきたみたいだったので、社長に許可をもらい定時まで仕事をすることに。しかし、本社の同い年の先輩から電話があり「台風まだ過ぎ去ってないので、様子見て帰っていいですからね。それだけ伝えたくて!」と言われた。みんな優しい。帰る時間がコロコロ変わって申し訳ないけれど、お言葉に甘えて早く帰ることにする。
16時半頃、駅の近くに着いたのでてんやで夜ご飯をテイクアウトすることに。てんやウィークなのに店は閑散としており、それどころか街にもほとんど人がいない。デストピアみがあってちょっとウキウキした。いつもこれくらいの人口密度でいいよ。早めに家に着くと、東京へ出張していた夫も帰宅していた。彼は会社のPCを開いていたが普通にいっぱい話しかけた。彼の仕事が終わるまでにシャワーを浴び、18時すぎには二人で天丼を食べた。

申し訳程度に野菜も食べる

何度食べても美味しい甘めの濃いタレが天ぷらによく絡む。意外と野菜の天ぷらの方が好きかも。食後は彼と『地面師たち』を観ることに。地面師という未知の職業の実態を知るうちにハマってしまい、二話まで一気に視聴。Netflixは少し目を話した隙に面白いものがたくさん更新されている。入院中も沢山観よう。

8月17日(土)
休日。7時起床し、サマソニへ行く夫を見送る。暑さ対策をばっちりして出掛けて行ったのでひとまず安心だ。さて、久しぶりの一人の休日。まずはいつもの掃除をする。しかし途中でやる気がなくなり、ベッドで寝転びながらYouTubeをだらだら観ていた。生理前ってやる気が出ない。昼前になんとか起き上がり、掃除と身支度を済ませる。お昼には『家、ついて行ってイイですか?』を観ながら、ブロッコリーのペペロンチーノを食べる。

程よい茹で加減でできた

片付けをして、13時から予約していた美容室へ。いつも平日に行っているから担当スタイリストさんが絶えず接客しているのを見て、やはり人気なんだなと思う。今回は縮毛矯正とカット。このまま順調に伸ばし、人生初のロングヘアを目指す予定だ。縮毛をかけるから今夜は髪を洗わないほうがいいかと聞くと、最近のは性能がいいので夏だし軽くなら洗っても問題ないとのこと。一日洗わないと痒くなるから、助かった。切ってもらっている最中はお店のタブレットで『& Premium』の最新号(まるちゃんが表紙のやつ)やemiffyさんの動画を観ることができ、リラックスして過ごせた。縮毛が終わり鏡を見ると、かなりボリュームが抑えられてサラサラヘアになっていた。ウキウキした気持ちで店を後にする。もう16時になっていたので、その足で買い物をしに行く。PLAZAでリップを買い、三省堂書店で入院に持ち込む本を買うことにした。以前帰省した時に母から「入院準備に使って」とお金をもらっていたので、ありがたく使わせてもらう。なんとなく5冊必要な気がしたので選ぼうとするも、中々決まらない。書店の時計を見ると18時過ぎになっており、かれこれ2時間近く本屋にいたことになる。納得いく選択ができたので贅沢に5冊の本を抱えて店を出る。帰り道にスーパーにより、好きな惣菜を買って帰宅。片付けをしてからガーリックトーストを焼き、惣菜とともにいただく。

購入本と自由な晩餐

去年結婚してから、夫と居るのが当たり前になっていたけど、そういえば一人の時間もそれなりに楽しんで過ごしていたなと思う。彼と出会う前は、たまに「誰にも必要とされていないのでは」という孤独に襲われることはあったけど、一人で何時間も図書館や本屋に居たりドトールで文章書いたり、映画を観に行ったりするのは好きだった。そんなことをすっかり忘れていた。
シャワーを浴びた後は、Netflixで『ボーイフレンド』を観ることにした。軽い気持ちで見始めたら、徳井のコメントが面白くてハマってしまった。これだよこれ!感があったので、テラハが好きだった人たちはおそらくハマると思う。その後は入院書類の記入。かなり項目が多く、全て終わるのに1時間半かかった。終わった後すぐになるつもりが、夫が帰ってくるまで中々寝付けなかった。日付を超えた頃に帰ってきたので、会うなりついベタベタしてしまった。なんだかんだ寂しかったのかもしれない。珍しく1時半に就寝。

8月18日(日)

8時半に目が覚める。夜更かししたけど7時間寝れてホッとする。スマホをダラダラ見た後、寝ている夫をそのままにして起床。朝食用にガーリックトーストを焼いて、ブロッコリーにオリーブオイルと塩をかける。ついでに自分用に温かいミルクティ、夫にホットコーヒーを入れる。平日はさっぱりした朝ご飯だから、たまにはこういうのもいいだろう。外では急に雨が降り出したようで、雨音が聞こえてきた。いつもはラジオだけど、今日は静かなジャズをかけて朝ご飯を食べる。少し遅れて起きてきた夫が夫が身支度をしている間、『中国行きのスロウ・ボート』を読む。『午後の最後の芝生』という短編が、決定的なことは言っていないのだけど心にじんわり広がる懐かしさがあって、すごく良かった。こうして村上春樹の本を読んだり、雨の音を聞いたりすると本当のことに近づける感じがする。静かに生きたいのは明白なのに、どうして自ら情報の海に飛び込んでいってしまうのだろう。スマホ時間の削減、というか無駄な情報をだらだら見て脳を麻痺させるのをやめたい。午前中のうちに術前検査の準備も終わったので、後は入院の日にちが近づいたら必要なものを無印で揃えるだけだ。昼過ぎになり、夫と近くの小洒落た和食屋さんへ向かう。あまりがっつり食べる気分ではなかったので、鯵と野菜の丼を注文した。

夫が「宝石箱みたい」と言ってくれた丼

食事中は、彼のサマソニの話や、休職中の同期の話を聞いた。夏フェス、楽しそうだなと思うけど星野源が聞ければ十分かなとも感じた。休職中の彼の同期はもうじき復帰するらしい。どのような病気を患っているのか、心身ともに本当に元気になったのかは、やっぱり家族くらいの距離感の間柄じゃないとわからないのかもなと思った。一度お会いしたことのある人なので、元気になっているといいなと願う。新鮮なお魚を平らげた後は、日用品や夜ご飯の買い出しに向かう。ついでに明後日までの食材も買えたので、数日スーパーに行く必要がなくなった。
生理が来そうで来ないので、そのあとはカフェに行かず家でゆっくり過ごすことにした。集中できる寝室のデスクでPCを開き、ここ数日の日記を書く。この後は本読んだりしてゆっくり過ごそう。そうすれば生理もそのうち来るだろう。


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