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照美(てるみん)と日々

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暮らしの中で思うこと 娘のおかあさん でも まずわたし。
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2023年10月の記事一覧

だってタンスがあるんだもん

だってタンスがあるんだもん

 横浜から明石へ引っ越して10年。
お腹の中に娘がいた時期に荷物が多くて大変だった引っ越し。
引っ越し屋さんに置いてもらった家具はそのままほぼ動かさずに暮らしてきた。
 大人2人と猫一匹で始まったこの家での暮らしは、10年の間にわたしと娘2人になり、暮らし方もだいぶ変わった。
これまでも必要に応じて、とりあえず動かせる範囲で家具を動かしたり、部屋の機能を決めたりしてきた中で、いつも後回しになったの

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人参の葉っぱと胡桃と胡麻と焼き味噌と

人参の葉っぱと胡桃と胡麻と焼き味噌と

 月に1回通っている長谷川さつきさんの「暮らし育む台所講座」で、人参の葉っぱのいろいろな食べ方を教えてもらった。
にんじんに葉っぱがついているというより 葉っぱに小さいにんじんがついているのがあったので早速やってみた。

 人参の葉を軽く湯がいてみじん切りにした。
「私は人参の葉っぱです」って全身で言っているような形。香。味。
なんだか素敵だなぁと思った。

 それから味噌を焼いた。
クッキングシ

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番号札は1。

番号札は1。

地域のコミュニティセンターが会場になっている集団検診に行った。
私が時間を間違えて開場より30分早く着いてしまって、つまり一番乗り。番号札は1。
一番というのは、結構うれしいもので、なんだかにやけちゃう。

レントゲン車の更衣室で モゾモゾっと着替えてる時のこと。

「あらっ もしかして あなた歌う人じゃなぁい?  あら やっぱり。」
と声をかけられた。
「この前の農業公園にも聞きに行ったのよ〜〜

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お花さんありがとう

お花さんありがとう

お祭りのあいだ、家の色々なことはストップ。
自分のしたいこともストップ。
朝お茶を沸かして水筒に入れることと、朝ごはんを作って食べることだけ欠かさずにした。
あとは ほぼストップ。

お布団は万年床。
お部屋散らかりっぱなし。
月に一度の新聞紙回収も出せず。
ベランダのお花たちを見ることもできなかった。

そんなのもアリ。

3日ぶりにベランダのお花たちに会いに、窓を開けて出てみた。
お水あげれな

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お祭りの笛 ③ぴーろぴーろと

お祭りの笛 ③ぴーろぴーろと

お祭りがおわった。
ビュービュー言っていたはるちゃんの笛の音も
ぴーろぴーろと気持ち良い音が出る瞬間もあった。
笛が吹けないまま 指パクでお祭りに参加するより
少し音が不安定であっても 笛が吹けて参加できて
とっても楽しかったと思う。

保存会の方が、随分笛が上手になったなぁとはるちゃんの頭を撫でてくれたり。
町廻りで笛を吹いているはるちゃんに、近所の方が「ありがとうね。今から笛の練習していたら、

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お祭りの笛 ②まま 遊びに行っていい?

お祭りの笛 ②まま 遊びに行っていい?

おおならし(リハーサル)まで3日間、頑張って練習してみようと決めたお祭りの笛。

同じタイミングで私の唇におできができて、私もまた笛の音が出なくなってしまった。
お祭りまで唇がこのままだとして。
それでも笛の音を出すにはポジションをどう変えたらいいかなと試行錯誤しているうちに、本当に笛の音が出なくなって、ちょっぴりはるちゃんの気持ちもわかった。

私は私で自分の笛の音のことが心配で、しょっちゅうふ

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お祭りの笛  ①いつかできる ケド 

お祭りの笛  ①いつかできる ケド 

3年生の夏に学校から持って帰ってきたお便りの中に「獅子舞親子教室参加者募集」の文字を見つけた。
地元の神社のお祭りで江戸時代から続く獅子舞があると書いてあった。
兵庫県の重要無形文化財に指定されている獅子舞で、その伝統継承事業としての親子教室。
男の子は獅子舞。
女の子は獅子が舞うときの笛。

土着の伝統芸能に親子で触れることができるってありがたいなぁ。
明石は私の生まれ育った街ではないから、明石

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