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328.「ちゃんとすること=成功すること」ではないけれど
昔から、ちゃんとすることは得意でした。
言われたことをやることも、コツコツ続けることも、決まっていることをその通りやることもずっと得意でした。
大事な力だと思います。
継続力や、決まっていることを差異なくきちんとやる力、何をするにおいても必要でしょう。
ただ、それが成功に直結しているかというとまた別の話になります。
ちゃんとやる人、きちんとやることは、成功することに対する必要条件でしょうか。
たまに思うのです。
僕のほうがちゃんとやっていること多いのになぁ、なんていう魔が差したような思い。
もちろん僕も未熟な点ばかりで、全然できてないこともたくさんあります。
ただ、と人と比べてしまうような思いが頭をよぎるのも事実。
それ自体は変えようはなくて、思うことは仕方ないです。
そう思って、どうするか。
だからといってやることをちゃんとやらないわけにもいきません。
成功には必要条件ではないかもしれないですが、十分条件ではあると思っています。
どんな人間でありたいか。
ここが僕の命題ですから。
失敗をしない人生
今までは、いかにして失敗しないかということを考えて行動してきました。
どう思われるかなとか、どうなるかなとか、そういったことを考えているとどうしてもちゃんとすることを大事にしてきました。
これはつまり、後手であるということ他なりません。
自分が創り出すという立場には、永遠になれない。
すごいとか良いとかいう話ではなく、立ち位置の問題ですが。
成功は偏りだと教えてもらったことがありますが、偏りどころかできる限り突出した高低差をなくす作業が得意だと、成功とは反対の場に居ざるを得ないかもしれませんね。
成功の反対は失敗ではなく、現状維持なのです。
優秀な作業員からリーダーへ
そうした人生を歩んできたものですから、めちゃくちゃビビりますよね。
失敗すること。うまくいかないこと。変なことをしていないか、自分は間違っていないか。
正解のない世界で正解探しをして、常に後手後手で物事を進める……。
そういった人が必要な場合もあります。
数々のプロジェクトや仕事において、自分が場を整えてきた経験もあります。
そして次は、リーダーとしての立場へとステージアップです。
優秀な作業員であることは自負していますし、周りからもおそらくそう思われています。
ただ、自分がどうなりたいか、どんな人間でありたいかを思えば思うほど、その力だけでなくリーダーとして、物事を生み出し推進するオーナーのような立場としての力をつけたいなと思うわけです。
考え方や価値観からごろっと変えていく必要があります。
結局は取り組む何を変えるかではなく、何を取り組んでもうまくいく自分に変わっていくことが大事。
成功する人は、その世界でなくてもきっと成功していくものです。
事業は特に仕組み以上に人次第だと言われますから。
ちゃんとする力はより磨きつつ、次のステージへ。
目指すのはちゃんとする自分ではなく、成功する自分なのですから。
それに相応しい言動を日々、精進し続けます。
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