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165.「書くこと=楽しいこと」となるまで継続するには

14年間、野球をしてきました。
毎日毎日、来る日も来る日も、飽きもせず家に帰ってはバットを振っていた日々を過ごしていました。

よくやっていたなと思います。
高校生の頃は、18時の完全下校の時間に練習が終わると、寄り道したりゆっくりしている同期を放って一人でさっさと家に帰り、ご飯を食べて風呂に入って、21時から24時まで素振りしていました。

500本から、多いときは700本ぐらい振っていました。

だいたいいつも、200本を超えたぐらいに、「あ、こういう感覚」と自分の感覚に気づいてくる。
という自分自身の法則もわかってきた頃だったので、最低でも200本以上(つまり300本ぐらい)はやっていました。

本当に、よくやっていたなと思います。

ただ楽しかったかどうかと問われると、全く楽しくなかったです。

そりゃあ、楽しいわけないでしょう。
暗い家の前で、ピッチャーとボールをイメージして、何もないところをバットが通過する。
ボールは飛んで行かないし、虫の声以外何も聞こえないし、ずっと自分の身体の動きとの対話。

どこが楽しいんだと。

素振りが楽しい!という野球選手がいたら紹介してください。
変態だと思います。

唯一、夜空に浮かぶ星は、季節によって、時間によって少しずつ動くので、天体に少し詳しくなりました。
楽しみはそれぐらいでした。

あとは「7割ぐらい打ちたいな」なんて有り得ない数字を叩き出したいという突飛な想いだけでした。

毎日続ける、ということの意味とコツ

さて、今はもう素振りはしていません。当たり前ですが。

ただ、似たような感覚に最近なったなぁ、と当時を思い返すことはありました。

2021年1月2日からnoteを始め、そこからしばらくは毎日投稿していました。
(今は毎日投稿はしていなくて、文字数とか、コンテンツとか意識しています。)

その頃どうだったかというと、毎日ネタを探すのが大変だったように思います。

同時に、生きていると案外ネタだらけなもんなんだな、と気づいた期間でもありました。

今まで漫然と、漠然と生きていた世界が、景色が、想いが、自分の頭の中を通り過ぎずに、ふと留まってくれる。

それはまず「毎日やるぞ」と決めていたからだったかもしれません。

今までと同じアンテナじゃ、書けないでしょう。
今まで毎日書くことをしてこなかったのですから当然です。

朝起きて、何も考えずに気づいたら夜になっていた、みたいな人はなかなかいないと思っています。

起こった出来事、思った感情、見えたモノ、感じたコト、これについて書いてみよう、と感じた瞬間に決めて、noteの下書きにメモで残しておく。

時間を見つけて書き記していく。

もったいないですよ。
きっと、いろんなことを見て、聞いて、思って、感じて、気づいているはずです。

それをスルーして、なかったことにするのはもったいないです。

あなただけの経験で、あなただけの想いで、あなただけの気づきなんですから。

世の中、案外面白いことで溢れかえっています。

毎日続けようと決めたその瞬間から、世界はほんの少し変わって見えるはずです。

書くことを楽しみに変えるには

楽しくねーな。

そんな瞬間はいずれ訪れます。

かっこつけて「世界が変わります」的なことを言っている僕自身も、楽しかったかどうかと言われるとそうでもなかったです。

そもそも日常において、今だけを切り取って楽しいことなんてなかなかないですよね。

飲み会でバカ騒ぎしているときも、大好きなゲームをしているときも、ハマっている漫画を読んでいるときも、せいぜい2~3時間じゃないですか。

その瞬間が楽しい!と思える出来事はそもそもあんまりないです。

物事が楽しい!と思えるのは、楽しそう!という未来が待っているからだと思います。

つまり、その瞬間だけを切り取るのではなく、何につながっているのか、今やっていることを来年の自分が見たらどう思っているか、とかそういうのをイメージすることです。

今、1月や2月の始めたばかりの自分のnoteを見ると、やっぱり文章拙いなぁ、とか、このときこんなこと思っていたなぁとか、昔の自分に勇気づけられたりとか、いいこと書いてんなぁ、とか、いろんな感情が溢れます。

脱サラしたときに見たら、生き方を変えたときに見たら、もっと年を取って、40歳の自分が今書いていることを見たら……などなど考えていると、やっぱり今いろいろ残しておこう、なんて思ったりして。

もしかしたら他にも、書いている自分の文章を見てコンタクトを取りたいとか、こんな人だったんですねという証拠になったりとか、それが人のつながりにつながる、みたいに、文字で残すということは思いもよらない多くの可能性を秘めています。

楽しいからやる、ではなくて。

順番は、まずやってみる、うまくできるようになってくる、楽しさに気づく、です。

安心してください。

楽しいです。
思いっきり取り組めば、絶対に。

やっぱり目的とか、目標とか、そういうの大事だよね

何のためにやっているのか、という目的意識や自身の信念のような軸が、最後の継続する意思を支えてくれます。

今文章が苦手でも、今取り組むことによって将来の自分が楽をします。
今毎日続けられるか不安でも、死ぬまでやるわけではないので、じきに次のステージへと進むことができます。

自分の脳内を言葉にすることは、非常に強烈なアウトプットです。

まるで毎日、誰かを相手にスピーチしているような。

伝える、という観点をたくさん考えるようになったり。
書くことで頭の中が整理されていったり。
思ったより自分って想いに溢れているなと気づいたり。
世界の見え方の違いを思い知ったり。

目的や目標を追いかけていると、副次的にいろんな力がつきます。

さて。

何のために、書きますか?

それはあなたの何につながっていますか?

それを通じて、本当は何に挑戦しているのでしょうか?

僕もより高みを目指して、ステージ上げて見える景色を更新し続けていきます。

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