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309.主人公の役割は戦うことではなく仲間を増やすこと

また素晴らしい作品に出逢ってしまいました。

しばらく前から記事にも書いていましたが、最近読んでいた漫画『左ききのエレン』。

最後まで読み切ったのですがこれがまた特に後半の魅力が凄まじくて。
怒涛のように押し寄せるエネルギーに、強烈に惹きつけられていました。

生き様や、想いや、信念、現実。
才能と天才が交差する世界で主人公は、とことん奮闘し続けています。

最後の方に、とても素敵な言葉がありましたのでご紹介します。

クリエイターの言葉

世の中にはクリエイターという仕事をしている人が数多くいます。

大きく見れば、物書きや小説を書いている僕も含まれているかもしれません。

芸術家、歌手、モデル、作家、写真家、映画監督、広告屋、いろんなクリエイターが登場して、それぞれ干渉し、直接的にも間接的にも影響を受け物語は動いていきます。

もし漫画の主人公だとしたら、と数名の主要キャラが考えを巡らせているのですが、最後の方での言葉が非常に印象的でした。

「主人公の役目は戦う事よりも――仲間を増やす事だと思ったんです」

はっとしました。
クリエイターは何かしら奥義を使って敵を倒すとか、冒険に出るとか、特殊能力があるとかそういった類の力はないのです。

ただ自分の人生の主人公として、あってもなくてもいい「表現」という世界に命を懸けている、そんな人たちがそれぞれ足掻きながら生きています。

そのときの支えは、いつも仲間の存在でした。
チームの人たちでした。

そういった描写こそが、主人公たる所以なのかもしれません。

確かに仲間を増やしている主人公ばかり

数ある作品での主人公も、確かに仲間を増やしていることが多いと感じます。

あなたの好きな漫画やアニメ、映画やドラマも仲間の存在が大きい作品は多々あるのではないでしょうか。

現実でも、仲間ができることはあります。
何もフィクションだけの話ではありません。

部活動に入ったとき、新しい会社に入ったとき、友達の関係を超えた仲間という存在ができるときがあるでしょう。

社会人になって一定の期間が過ぎると、そういった仲間ができるという経験は減っていくかもしれません。
元々自動的に増えるものではないのです。

環境の力を借りて、今まで仲間ができてきただけにすぎません。

そうすると、ここからの人生でどう仲間を増やしていけばいいのでしょうか。

一人で生きるのも、今の時代特に不自由もないので可能ではあると思います。

ただ、仲間の存在やその物語に感動している自分がいます。
現実でも、できることなら仲間を増やす試みをしてもいいのではないでしょうか。

現実でも仲間を増やすことはできる

僕はその試みにもチャレンジしています。

パラレルワーカーとしていろんな仕事に携わりながらも、今後の人生をより豊かにできるような仲間を募っています。

仕事を通してかもしれません。
新しい価値観や考え方を学ぶことかもしれません。
一緒に何かプロジェクトに取り組むことかもしれません。
コミュニティ化して、つながりを広げていくことかもしれません。

まあ、今は全部やっているんですが。

自分の人生の可能性に挑戦できること。

そんな場を一緒に創れればいいなぁと思っています。

同志、求む。

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