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25から26になった日。

今日は人生で一回だけの、
25日から26日になった日が
25歳から26歳になった日。

ちょうど #週1note の最終回なところも、
色々特別感を感じながら書く。

今日は自分へのプレゼントに、
大好きだった中3の時の担任の先生に、11年ぶりに会いに行った。

私にとって、その先生と、絵画教室の先生と、両親が、
紛れもなく、価値観をつくった、私自身をつくった人で、
この人達に胸張れる人生であれば絶対に間違いがない、って思える人。

その割に11年も会ってなかったのは、
連絡先わからないしな〜とか、忙しいかもしれないしな〜と、
いつか連絡したいな〜を引き伸ばし続けてただけで意味は特になく。

いざ行動してみたら、秒で連絡先わかって、5分後には電話が繋がって、
すぐに会えることになった。これもきっと誕生日だからかな。




話しは遡って3日前。

私の生態をかなり熟知している先輩に、
「どんなに宝物みたいに大事に扱っていても、
相手には伝えないと伝わらないんだよ。」
と、まあ、きっと世の中では当たり前のことを、
私としては驚きの鮮明さ的確さで言ってもらった。

とにかく大事に大事に、それはそれは大事すぎるくらいに、
尊くて眩しくて、大好きで、言葉に出すのももったいなくて、
なのに、自分が自分で好きなこととか大事であることに
耐えられなくなるという謎のループがよくあること。

遠距離恋愛をしていた頃、
電話したいし連絡送ろうかすごい考える癖して
自分からはかけないルールを1人で決めてみたり、
会えない現実から目をそらし逆に楽しめないかと工夫した結果、
彼の厳選写真フォルダ作って、ときめき補充するくらいなのに、
久しぶりに会うときはなんてことない顔がスタンダードな、
自分でも驚くほどの可愛くないめんどくさい彼女。
どれだけ信じてもらえてないとありえなかった状況だったかを、
タイムスリップして教えてあげたい。

中学のときに好きな人からのホワイトデーを断ったこともあったな...
その癖、不意にもらったゲーセンのぬいぐるみを
家宝のごとく、部屋で崇め奉ってたな...。

伝えてたら伝えてたで、気持ち悪い!重い!って
思われてたかもしれないけど、
何だかあの頃恐怖に思ってた程に、
伝えることは悪いことじゃないし、
伝えておけばよかったなってことがたくさんある。



そんなこともあったので、
尊敬していることを、伝えに行ったのが、今日。

どれだけ先生からもらった言葉が、その1年間の体験が、
何度でも鮮明に思い出せるほどの、原体験になっているか。

教室に後ろに貼られたクラスカラーの緑色の布。
白い絵の具で先生の字で、
「美しいものを美しいを思えるあなたの心が美しい」と書かれてる。

その日は合唱祭前の最後の練習の日で、教室の机は寄せられて、
先生が指揮のポジションに立っていて、
全員が黒板の前に並んで先生の声に集中した。

「俺たちは上手い歌じゃなくて、心が震える歌を歌おう。
知っているかい?本当にいい音楽を聞くと鳥肌が立つんだ。
明日はどのクラスよりも、鳥肌の立つ歌を歌おう。」

そのときに私はすごいドキドキした。
すごいことを知ってしまったと、世界が開ける想いだった。




先生とお話したのは1時間もなかったけど、
何だかお互いに、生きててよかったって思った、
ぱちっと何かが開いた気がした。




いい誕生日でした。
素敵な人に囲まれた人生だな〜〜
26歳五味、ちょっとづつ、伝えれる人に頑張ってなろうと思います。

読んでくれてるあなたのことを、
多分あなたが思っている以上に、
私は好きだと思います。笑

おしまい!