誕生日って何の日?

私事ですが、おとといに21歳の誕生日を迎えました。
わー!自分おめでとう!!(?)
おかしなテンションでびっくりされたでしょうか?
でも、誕生日って、なんだか特別ですよね。1年に1度の大切な日です。ぎゅっと抱きしめたくなりますよね、自分を。(?)
ここまでいろいろあったけれど、こうして年を重ねてこられたということに感慨深くなったりします。
さて、生まれた日の記憶なんてないのに、どうして誕生日になると心が躍るのでしょうか。大切な人に祝ってもらえるから?おいしいケーキを食べられるから?それとも、素敵なプレゼントをもらえるからでしょうか??
うんうん、分かりますよ。その気持ち。けれど、敢えて私の言葉で表現すると、、人との結びつきを再確認できるからだと思います。
疎遠になっていた友人からの「おめでとう!」の一言も、家族が歌ってくれたバースデーソングも、恋人が用意してくれた贈り物も、自分が今まで関係を築いてきた人たちと、もう一度繋がりあうきっかけになるのです。
誕生日を迎えるに当たり、「誕生日って私にとってどんな日なんだろう」という疑問が湧いてきたので、8月2日に自分が考えたことをまとめてみました。誕生日、どんな1日にしようかなあ、どんな気持ちで過ごそうかなあと思っているそこのあなた!
みなさんの1年に1度の記念日を良き日にするために、参考になったら嬉しいです。

目次
・相手の心に自分の存在が残っていること
・自分が人に与えられているかを省みる
・新しく始める日

・相手の心に自分の存在が残っていること
 誕生日って、自分にとっては1年に1度の日ですよね。365分の1の貴重な日です。けれど、他の人にとってはどうでしょう。平凡な平日、もしくは休日として映るはずです。365分の364日は、みんな同じに見えるわけですね。(クリスマスや大晦日は、もちろんみんなにとって特別な日ですが)
 そんななか、自分の誕生日にメッセージや贈り物をもらえるということは本当に幸せなことだと思います。なぜなら、相手にとって何の変哲もない日々の中で、相手が自分を思い出してくれた、気にかけてくれたという証となるからです。(この考えに至ってからは、そこまで親しくない人にも誕生日には「おめでとう」のLINEを送るように心がけています) なにより、自分のために貴重な時間を割いてくれたと思うと、うれしさも倍増しませんか?疎遠になっていた友人からの一言は、忘れかけていた過去の楽しかった思い出を引っ張り出してくれます。止まっていた2人の時間が、また動き出す瞬間です。それが、たった一瞬のことでも、かまわないのです。繋がりあえた心の充足感を思い切り味わいましょう。

・自分が人に与えられているかを省みる
 誕生日が近くなってきたとき、あなたは平常心でいられますか?私は高校生頃まで、自分の誕生日が近づくと「あ!もうこんな時期だ」→「あれ?あと2日だ」→「あれ!明日だ!」と少し前からそわそわしてしまう人でした。胸の中がざわざわして、何にも起きていないのになんだかふわふわした気持ちです。(いくつ歳を重ねても、このドキドキやフワフワを感じられる人でいたい…!)実際、夏休み中なので直接お祝いをしてもらうことは少なかったのですが、それでも誰かから気持ちを受け取ることの嬉しさのようなものを、誕生日には一段と感じました。
 けれど、お恥ずかしいことに以前の私は「自分の誕生日をお祝いしてもらうこと」には意識が向いていたのですが、同じように誰かの大切な日をお祝いすることにはあまり気が回っていなかったのです。自分にとっての大切な日を、素敵な日にしてもらったなら、自分も相手の大切な日を、より充実させる努力をしたいですよね。それに、もらったものって、自分のなかに残り続けます。でも、もらうことばかりに執着して、人に与えなかったら…?関係性は崩れる?それもそうでしょう。でも、もっと痛いことがあります。それは、相手の中から自分の存在が消えてしまうこと相手の中に自分が与えたものが何も残らないことです。ただ同じ物をもっているのでも、自分が買ったのと他者からもらったのでは、ずいぶん気持ちが変ってきませんか?それは、贈り物に込められた相手の気持ちというものが、物自体の価値よりも幾分か大きな意味をもっているからではないでしょうか。別れた恋人から以前もらったものを見ても身につける気にならないのは、相手がそこに込めてくれた気持ちが今はないからでしょう。
さて、少し話は逸れましたが、離れてしまっても、会えなくなってしまっても、ずっと相手に寄り添っていられたら、素敵なことだと思いませんか?与えることは、いつでもできると思いがちですが、「今の関係性だから与えられる」場合もあったりします。そして、将来関係性がどうなってしまおうと、その時2人が築いていた関係性や伝え合った思いは「過去の優しい思い出」として相手に残っていきます。誕生日には、自分を大切にしてくれる人に対して感謝の思いを抱くとともに、自分が他者にギブできているかを振りかえる日にもしたらよいのではないでしょうか。

・新しく始める日
 誕生日を迎えるとき、また新しく始まる自分の1年をどんな風に過ごしたいかと考えをめぐらせる人もいると思います。なかには、これからの1年に対する漠然とした不安を感じる人もいるでしょう。すっきりしない落ち込んだ気分のまま、年齢を重ねる人もいるかもしれません。あっというまに経ってしまった月日を、信じられない気持ちで振り返る人もいそうですね。はい、私です。今までの自分に、自己嫌悪してしまう人もいるかもしれません。はい、それも私です。
 振り返るって、過去の自分と向き合う作業です。自分の弱さと向き合うことは、誕生日にこそ適していると私は思います。私自身、20年生きてきて、あっちへふらふらこっちへふらふらしながら、時には自分本位に人を傷つけ、取り返しのつかない失敗もしてきました。それに後悔して悩んだり、ときには真面目でネガティブな性格が嫌になったり。自らのアイデンティティも分からなくなったり。青春らしきものを過去のなかに見つけて懐かしんだり、切なくなったり。ですが、そういう全ての過程をひっくるめて今の私があると思うと、今まであったできごと全てが愛おしく思えます。痛かったことも、苦しかったことも、今の自分の血となり肉となっているのです。だから、今の自分を肯定できさえすれば、それは過去を肯定することにもなります。誕生日を機に、過去を未来の活力に変えられるかもしれませんよ!

まとめ
誕生日に関して思うことを書き連ねてきました。何の変哲もない1日も、自分次第で意味づけができると思えば、それは、毎日を豊かにすることにも繋がるはずです。毎日が誰かの誕生日です。誰かの幸せを祈る心が、きっと自分の幸せにも繋がっていきます。自分本位になりがちな私ですが、人の優しさに触れたときの泣きそうな程の嬉しさをいつも心の片隅に置いて、誰かの笑顔を作って行けたらと思います。人の幸せを素直に祈れる、そんな友達に出会えて気づくことができた自分の弱さです。きっと、変えていけると思います。
最後になりますが、締めくくりは自分へのエールにしたいと思います。
わたし、21歳おめでとう!強く、優しく、逞しく、自律した女性になっていこうね!!

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