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インドネシアの物乞いの話

 京都の三条大橋の横の路上で旅の資金を集めていた時の話。通りがかったおばちゃんに「旅のお金集めしてます」と言ったら1000円札を投げてくれた。京都に遊びに来たらしくて少し話して立ち去って行ったが、30分くらいしたらまた姿を現し話しかけられた。「ちょっと暇してるから話し相手になってくれない?お茶奢るわよ」と言われた。わたしもちょっとくらいならいいかなと思った。  「スタバでいい?」と聞かれて、とっさに「いや、スタバはいつでも行けるし、お茶するなら別のところがいいです」と正直に

    • 西成のおやっさん

       西成の三角公園の横で集まりをやっていると顔馴染みになったおっちゃんがいる。知り合って3年くらいになる。  2021年に生活保護費の引き上げや一律給付金を求める路上デモをしていた。西成の三角公園の横の路上でもやり道ゆく人と交流することもあった。その時に、公園の隅で野宿生活をしているおっちゃんから話しかけられた。大きい袋ひとつ分の荷物を持ち歩き、公園の横の壁にもたれながら、地面に段ボールを敷き寝泊まりしている。昼はひろった新聞や小説を読んだりしている。酒は飲まないという。わた

      • 旅の話②:廃ホテルのモモ

         2年前に九州をブラブラしている時に、つぶれたホテルの建物に住み着いて犬と暮らしているおばちゃんがいるという話を聞いた。  長崎県の小浜温泉や雲仙を移動していた時、ヒッチハイクで乗せてもらったおっちゃんから聞いた話だ。  その日は、長崎の諫早市から島原の方にヒッチハイクで移動した。そのおっちゃんには諫早で乗せてもらい小浜温泉を経由して雲仙の地獄まで連れて行ってもらった。途中、小浜の食堂に寄りちゃんぽんを食わせてもらった。  車に乗せてもらい雲仙のじゃがいも畑や、島原半島

        • 旅の話:原発労働者だったおっちゃん

           わたしは社会にあまり溶け込めない半引きこもりである。ひとりでじっとしてるのが耐えられず、思い切って路上に出て人と話して投げ銭をもらったり、ヒッチハイクをかましたりしてできるだけお金をかけず旅をしたりしている。  路上に出たり、旅でヒッチハイクなどをするのは、人と話して孤独を紛らわす目的もある。そうしていると、社会の隅に取り残されたような人とも話したりする。つつがなく暮らしてる人と話したり、世間話や地域の話を聞くのもいいが、わたしは生きづらさを抱えた人や周縁にいる人に印象を

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          野草取りの会

           4/11に河原で野草を取って食べる企画をした。だいぶ日が経ったがいい集まりとなったので記事として書いておきたい。  野草取りは以前から一人でやっていたが、人を呼んでイベントとしてやってみたかった。何人か集まって、河原で2時間ほど歩きながら野草を取り、広めのところでバーナーを使って料理をして食べた。今回は5人ほど集まった。  自然の中で手や足を動かして一心不乱に野草を取った。ほどよく疲れたが気持ちいい疲れだ。一人でやるのも楽しいが、楽しみを共有できる仲間もほしい。野草や河

          野草取りの会

          西成路上カフェ(2024新年)ー話しかけたら勝ちー

           西成の新年の餅つき大会がおこなわれる三角公園の横で、毎年知り合いと集まり路上で交流イベントみたいなものをやっている。毎年1月2日でわたしたちの集まりは今回が3回目だ。今回は、知り合いからもらったコーヒーとお茶を持ってきて路上カフェをした。  路上など不特定多数さまざまな人が行き交う公共空間で集まったり交流すると思わぬ出会いやイベントがおこる。そこから学びもある。路上に来れない人にも楽しめるようにも書いてみたい。ポイントは以下の3点。 ①話しかけたら勝ち ②交流が経済にな

          西成路上カフェ(2024新年)ー話しかけたら勝ちー

          待つ

           最近は路上で人との交流が多くなったり、ヒッチハイク旅行したり、飯を奢ってもらったり楽しいことが多い。調子がいいと気分が浮つく。  しかし、人との出会いがある反面、関係がすぐ終わったり、自分が疎んじられることもあり、不安定ではある。そういう浮き沈みのある状況なので、一人でいる時や何もしない時はいろいろと不安になったりする。気力がないときは布団の中で寝込んでいる。これはいけないとヤケクソになって路上に出ていくことを繰り返している。今はヤケクソのパワーでやっているが、このパワー

          監獄から脱出せよ! 分断されない生き方

           働かない/働けないとなぜ身動きが取りにくくなり生きづらくなるのかを突っ込んで書いてみたい。競争社会への批判、労働が苦痛だという認識が広がる中、働かないのも一つの選択だと思う人も増えてきた。最低限生きていく金は生活保護で支給される。しかし、働かないで暮らすと人生バラ色になるのかと言われるとそれは難しいのが現実だ。  今回、問題として指摘していくのは、①経済的自立ができない人は社会的信用を得にくく、人間関係の広がりに制限がかかり、孤立しやすく生きづらくなること。  さらに、

          監獄から脱出せよ! 分断されない生き方

          手探りのアジールつくり(23年前半 活動記録)

           自分のやっていることは、あまり働けない半引きこもりとして、社会から孤立せず、人と関わりながら文化的な楽しみを得る活動だと言えそうだ。収入や社会との関わりを持ちにくい分、交流や文化活動を作り出すことを意識してあれやこれやしている。さらに、各地で気の合う人と会ったりオフ会のようなものをやってきた。今あるもので一時的な解放区(アジール)をつくる。  さて、そうこうしてるうちに、自分たちの集まりに国会議員を招くことになり、生存権の話や地域での居場所つくりについて話す機会もできた。

          手探りのアジールつくり(23年前半 活動記録)

          エゴマ愛好会

          これまでも、野原や河原で自生してるエゴマをとって食糧として活用してることをブログで書いたりしてきた。エゴマは紫蘇の仲間で繁殖力が強く毎年同じところで群生する。韓国では焼肉に包んで食べられる。鉄分やビタミンもあり栄養になる。食べられる野草の場所を見つけると暮らしの強い味方になる。友人のミニマリストも近所の河原にクレソンが生えてるのを見つけて、節約と栄養源として活用している。野草などを近くで見つけて食べれば究極の地産地消だし、オルタナティブ性がある。 とにかく、近所でエゴマがた

          エゴマ愛好会

          つながりの格差:不可能への挑戦

          1.お金とつながり:二つの格差  資本主義社会とはつまり格差社会だ。いろんな格差があるが、格差と言えばまずお金の格差のことを指す。資本主義では一部の人たちに膨大な富が集まり、残り大多数は大した富を得られない。べき状の分布になる。  つながりにおいても、一部の有力者やセレブ、イケイケな人にはどんどん人が集まる。資本主義社会ではお金と同じようにつながりも一部の人にどんどん偏ってしまう。  つながりとは他者からの承認で生まれる。つまり、孤独・孤立問題とは承認の格差の問題である

          つながりの格差:不可能への挑戦

          奢られるのは楽しい(その2)

           最近、ご飯を奢られることが増えてきた。路上で絵を売ったり投げ銭をもらう活動でSNSをフォローしてもらった人に、再びアポをとって奢ってもらうことが多い。この前、大阪に行った時は2日連続で奢ってもらうなどつなぎ技もできる。思い切ってDMを送っちゃえ!  わたしのようにあまり働けずお金がないと外食がしにくい。しかし、他人に奢ってもらうといろんなお店に行けるようになる。世の中の人はこういう食事をするんだと社会経験になる(あと、奢られたら間接的に経済回してるやん)。  わたしのよ

          奢られるのは楽しい(その2)

          イラスト集(京都②、梅と桜)

           京都の春の景色を描いた。主に梅と桜です。地元の梅や桜をたくさん見てめぐるのはここ最近のことだ。時間のある暇人は風流を楽しめる。イラストの一枚は海外の絵画好きな人に5000円で買われた。 ●梅 ●桜 ●桜並木でポストカード配り 桜並木の続く北山の河原で、桜を描いたポストカードで投げ銭をもらった。陶芸家の人や地元の元気なおばちゃんと交流できてよかった。投げ銭は2500円ほどだった。

          イラスト集(京都②、梅と桜)

          イラスト集(京都①)

          わたしの地元京都をブラブラして描いたイラスト。ポストカードでも人気がある。 自分の絵はメルカリでも出品してます。 メルカリ出品者名→ HARU

          イラスト集(京都①)

          イラスト集(中部編①)

          中部地方のイラスト。中には20000円で売れた犬山城もあります。また、郡上八幡には祭りの時に行ってイラストになる風景を見つけてきたい。 自分の絵はメルカリでも出品してます。 メルカリ出品者名→ HARU

          イラスト集(中部編①)

          イラスト集(九州編)

           わたしの放浪の絵が多くなってきた。各地を回って自分の目に飛び込んだ風景を自分で描いてみる。前まで絵を描こうなんて思ってもなかったけど、自分の絵を人に見せてみたらいい言葉を投げてもらったり、買ってもらうこともある。自分にとって絵は人からの好意を引き寄せたり交流するためのツールになっている。  自分で手間暇かけて行ったところや、目に飛びこんできたものを描かなきゃなと負債の感覚にも突き動かされたりする。ヒッチハイクや投げ銭によってわたしの放浪はできていて、色んな人との触れ合いを

          イラスト集(九州編)