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【北欧:教育の旅④-2】世界遺産の島、スオメンリンナ | 2018/05/01


森を後にし、ヘルシンキに戻ってきました。

元客室乗務員で、フィンランドのガイドをされている、現地在住のK子さんと合流です。活発で素敵な女性。

前回記事:【北欧:教育の旅④-1】森は生きている in ヌークシオ国立公園 | 2018/05/01 はこちら!森との共存、フィンランドの人々の考え方を垣間見ることができました。

ちなみに今日5月1日は、Vappu(バップ)の日。学生、勤労者のどんちゃんパーティーDAYなのです!世界的にはメーデー(労働者の祭典)と言いますよね。

大学生は、学科ごとのカラーリングのつなぎに身を包み、様々なワッペンを付けて颯爽と街歩きwithアルコール。どうやら、つなぎを着るのは酔って地べたに座っても大丈夫なようにらしい...笑

そして、かつて学生であった勤労者たちは、白い学生帽をかぶり、このお祭りに参加するのです。
中には、ちょっと茶色がかったよれよれの帽子をかぶっている方も...。
きっと、学生時代からずーっと使っている、思い入れの深い帽子なのですね~。なんかイイなぁ。。

帽子組が、レストランのテラス席で、歌をうたっていました。とても楽しそう。思わず立ち止まって、聞きほれてしまいました。

日本だと、夜になると路上ライブが始まったりするけれど、こちらだと昼間でも音楽、オーケストラが身近にある感じが、たまらなく素敵で。シャイといわれる北欧の方だけど、しっかりこうして表現や主張をされている。


さて、これから向かう要塞・スオメンリンナ。ヘルシンキの港から、20~30分足らずで行くことができます。ちなみに、これに乗るためにも、バスと同じようにカードをピッ!

受付のお姉さん、可愛い。

ちなみに、この要塞は、スヴェアボリ(スウェーデンの要塞)という名前だったのだけれど、現在のスオメンリンナ(スオミの要塞)という名前に改称したのだとか。(※)
※この要塞が作られた当時、この辺一帯は「スウェーデン=フィンランド」、スウェーデン王国と名乗っていたが、後に分割され、「フィンランド」となりました。
※スオミ=フィンランド語で、”フィンランドそのもの”という意味をもちます。

現在ユネスコの文化遺産にも指定され、現地の方も行楽に訪れる、そんな憩いの場にもなっています。

いざフェリーに乗って、スオメンリンナへ。

フェリーの中はこんな感じ。なんだか教室みたい。


到着~!

奥には、鮮やかなサーモンピンク色をした建物が。レストランになっているみたい。そこにあるトンネルをくぐった先に広がるのは、先日のエストニアを思わせるような石畳。可愛い。



ーートンネルの向こうは、不思議の町でした。

某映画のコピーが、頭をよぎります笑
この映画、大好きなんです...!主人公が魔法を使うわけでもなく、普通の女の子ってとこがほんとにすき。。
そして映画公開時、主人公が自分と同じ「10歳」ということもあって、余計に引き込まれたんですよね。。サントラも大好きなのよ~~~(話逸れる)


トンネルのすぐ近く、スオメンリンナ教会です。

灯台として建てられたものなのだとか。人間慣れしているカモちゃんたちが、すぐ脇を通ります笑


入口に、大統領旗に似た旗が。左上にロザリオがないので、これは政府の公式の旗のようです。

※大統領旗:左上にロザリオ、十字線の中心部に剣を持ったライオンのような紋章が刻まれています。

参考:フィンランドの国旗
  - こちらに一式、画像付きで分かりやすく紹介されています。

所属によって、旗のデザインだけでなく、形さえも変わるなんて面白いよなぁ。


それにしても天気が悪い!折りたたみ傘も何度ひっくり返したことか笑
雨風強風、なんでもござれなスオメンリンナからお届けしています。。笑

天気良いときはこんなに綺麗!!今度行くときは、太陽の下でピクニックしたいなぁ。
参考:The Official Travel Guide of Finland

窓辺に置物がごろごろ笑 たぶん、こちらは一般家庭のおうち。

要塞として造られたこの都市は、今では一般の住人、その数 800人ほどが暮らしている生活の場なのです。


ヘルシンキの都市部から目と鼻の先、要塞として栄えたこの地に、こうして生活文化が根付くことは、フィンランドの歴史を語るうえで、とても意味があるものなのでは、と思います。


街並みを散策。


至る所にある、案内の看板。マークの偉大さを実感。

ゴミ箱。ゴミ箱自体に、捨てられたゴミのビジュアルが描かれています。
なんて斬新。そしてスタイリッシュ。


芝生は通らないでね~という標識かな?

これは、、、動物散歩禁止??


見晴らしの良い場所にそびえる、大砲。ロシア軍が作ったものだそうです。
その大砲の向く先は、西側(スウェーデン側)...。


曇り空と枯草、そして風。なんだかもの悲しさのようなものを運んできます。


キングス・ゲート(King’s Gate)を海側から。

要塞の式典用として建設された門だそうです。



ザンデル砦。
THE 要塞!と、言わんばかりの迫力。

こちらの建物には明かりはなく、隙間から漏れる外からの光のみ。
不思議な緊張感を味わえます。


これは、なんだろう?
建物の入り口にプッシュボタンと、カードをスキャン?するようなものが。


ひと通り散策し、フェリー乗り場近くのレストランバーでビールを頂くことに。
American Pale Aleをチョイス。

普段、アルコールを摂取しないくせに、旅先では飲みたくなる不思議。笑

スオメンリンナのビジターセンターで購入した、木製のハガキと共にパシャリ。
(タリン⇔ヘルシンキの絵柄。可愛い~)

※飲みながらフェリーを待つつもりが、この後何本かフェリーを逃す。(仕方ない!)

ちょっとほろ酔いになった私たち(N、K、Yちゃん、Tさん、K兄、わたし)、帰りのフェリー内でプチ昭和歌謡曲祭り。(歌唱:K)

そのノリで、フェリー下船後、ヘルシンキのピザ屋さんに繰り出す。


無駄に躍動感、なピザ笑(ブレただけ)

スタンダードなトマト×ルッコラピザ~~
もちもちしてて美味しい...!

美味しい食べ物と、すてきな友人と、それを共有する空間・・・心が救われますね。。。(じーん)

結局お酒は、島でのAmerican Pale Aleを半分(全部は飲めなかったのであげた笑)のはずなのに、じゅうぶん酔っていたわたし。
楽しいと、その空気だけでいい具合に酔っちゃうんですよね笑

↓ 写真お借りしました!お酒じゃないけど、一番酒飲みっぽい、わたし...

お腹いっぱいで、ホテルへ。

戦争の歴史に触れ、「今」の平和があることに感謝・・・。

次回、やっとこさですが、教育機関について、触れて行きたいと思います。


おまけ)
実は、お寿司屋さん in ヘルシンキ

「句」って文字(ロゴ?)、釣りのルアーを表現しているのかな?
ピンク×斬新な雰囲気が目を惹きます。。


北欧旅のダイジェスト記事です。よろしければ、ご覧頂けると嬉しいです...!- 気になるモノに触れる幸せ | 北欧のプロダクト・教育・方法論に触れる旅


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