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「大人」って楽しくないの?

大学って全然違う。

大学の授業を受ける中で、今まで習ってきたことが実は絶対的ではなく、ある解釈に過ぎなかったということがよくある。例えば、「資本主義の歴史」とか。

最近だと、「1本100円のペンを2本買うと、100(円)×2(本)=200()と表すが、なぜ=200(本)ではなく=200(円)なのか」と問われた。
意味が分からなかった。当たり前じゃんと思った。
でも、単位に注目すると、=200(円本)にならないとおかしい。
そこで、実は「100(円/本)×2(本)=200(円)」であることを知った。
こんなの小学校では教わらなかった。後出しジャンケンじゃん。

また、授業で投げかけられる問いには、答えのないものが多い。
例えば、「IoT化を進めるべきか」「消費税を上げるべきか」などなど。
どんな答えにも必ずメリットとデメリットがあり、結局何が良いのか分からなくなって、堂々巡りになってしまう。

絶対正しいと思っていたものがそうでなかったり、答えのない問いを出して考えさせたり…
大学は、なんだか不思議なところだと思う。

大人かぁ。

大人の世界にはきっと、絶対的な正解なんてなくて。
仕事をするにも育児をするにも、試行錯誤しながら自己流を貫く人もいるだろうし、周りの人の意見を聞きながら進んでいく人もいるんだろう。

答えのない問いは、難しく、重い。
あの時、1+1=2だったし、平安京は794年だった。
答えがあることがどんなに楽だったか。
だから大人はいつも疲れているんだろうか。楽しくなさそうに電車に揺られているんだろうか。

大学生のタイムリミット?

先輩はみんな口を揃えて言う。
「今のうちに遊んどけ」「大学生は人生の夏休みだ」

それじゃあまるで、就活をしたり大人になることが楽しくないって決まってるみたいじゃん。
小さい頃は、早く大人になりたいって思ってた。憧れてた。
でもだんだん、大人の世界の大変さと今の楽しさに気付き始めて、まだ子供でいたい、あの頃に戻りたいと思うようになる。
でもそれは、「大人は大変だ」という答えに囚われてるだけだ。
「大人」こそ答えのない問いだと思う。
答えのない問いは、難しく重いが、答えがある問いよりも可能性は無限大に広がっているし、自分なりの答えを見つけることができる。

私は、「今が1番楽しい!」と自信を持って言える「大人」になりたい。

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