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今週の読書録(2024.1.22)


ひとり旅日和 幸来る!

シリーズ5冊目。
来年秋口に発売される秋川滝美さんの「ひとり旅日和」シリーズ。
最新刊での主人公はすっかり一人旅にも慣れて、限られた日程内で気になるスポットを効率よく巡るようになっています。
一冊目では考えられなかった突発的なハプニングからの切り替えもできるように成長した姿は頼もしい限り。

下関にて訪れた市場のお寿司、観覧車のある公園は実際に目にしていたので感慨深いものがあります。

また、今作では北陸地域が多く、輪島の朝市、ジンベイザメなど今月の震災で残念ながら出会えなくなってしまった名所も取り上げられています。
震災からの復興がひと段落した際には、数年ぶりに金沢や周辺地域を訪れてみたいと思う作品でした。

グルメ×旅×おひとりさまに贈る、人生満喫本! 日和の恋の行方は――?

人見知りで要領の悪い日和は、なんとか滑り込んだ就職先でも叱られてばかり。
会社を辞めようか悩んでいると、社長から気晴らしに旅に出ることを勧められた。
初めて行った熱海で、ひとり旅の魅力にとりつかれ、どんどん行動範囲を広げていく。

日和は、仲の良い会社の先輩・麗佳の結婚を機に、これまで貯金をしてこなかったことに焦りを感じる。
今後は計画的に旅をしようと心に誓い、9ヶ月我慢したのちに選んだ行き先は石川・能登『のとじま水族館』!
お目当ては日本でジンベエザメを飼育している水族館をコンプリートすることだった。
その後も土地のおいしいものに舌鼓をうち、春日山神社、海釣り、笹川流れ遊覧船など、旅を大満喫する。

ある日、麗佳から、想いを寄せる蓮斗が転勤をするという話を聞く。
本人と連絡を取っているにも関わらずその素振りはなく、教えてくれなかったことにモヤモヤしていたが、それには理由があって―。

今回の旅先は石川、新潟、山口!

改訂新版 節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けない お金の超基本

Amazon紹介より

戦国武将伝

東西に分けた2冊で47都道府県に縁のある武将を主人公にした短編集。
愛知の織田信長、宮城の伊達政宗という教科書や大河の主役級の武将。
同時代の名のある人物が勢揃い。

ただし、都道府県ごとに一名なので、先の大河の主役は主人公ではなかったり、大名ではなく筆頭家老級の人物が主役だったりと選定にもこだわりが垣間見えます。
戦いだけではなく家族との関係性にフォーカスした作品や家臣目線のストーリーも目立ち、戦国武将スピンオフ作品集のような雰囲気も感じました。
今村翔吾さんもいえば歴史本をビジネス書として捉えた『教養としての歴史小説』も面白かったですが、今作を読めば全国転勤や出張時にのネタにもできそうです。


【改訂新版】節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けない お金の超基本

Amazonのページでも一部内容の見本が掲載されていますが、最近読んだお金に関する本の中でも特に分かりやすい一冊でした。

給料と天引きされる税金、生活費、お金を貯める考え方、NISA、失業給付まで幅広いお金の基礎知識が分かりやすくまとまっていました。
ライフイベント時の急と思える出費にも事前に備えることができる知識が身に付きそうです。
図表も見やすいので、総合的にお金についての基礎知識を得たい方におすすめです。

なお、先ほど見た際、kindleであれば無料になっているようでした。
見開きごとにワンテーマの形式が多いので、通勤中の移動中にもよいかもしれません。

発行部数60万部の『今さら聞けないお金の超基本』改訂新版。全データを最新版にブラッシュアップしただけでなく、2023年の経済状況に合わせて表現なども全ページ見直した。電子マネー(スマホ決済)、副業、新NISAの解説も加えている。

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