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【劇場】ずるい、やっぱり私は、松岡茉優という女優さんから目が離せない。

泣き腫らして、顔を真っ赤にして、午前6時を迎えてしまった。これからミーティングあるのに、この顔じゃあ出られないなあ、どうしよう。と思いつつ。

# 9月映画日記。

気づいたら10月になっていたけれど、9月に見た忘れられない作品だから、と。課題が落ち着いた10月の今、9月の映画日記を綴っている。映画をみよう、それを習慣に続けよう、とは思っても、自分の飽き性を自覚している私は、そんな塩梅が意外とちょうどいいのかも。とか思って、映画館で見られなかった、みたかった作品をば。

(と、書いているものを一年たってしまう前に、投稿してみた。この時の感情をそのまま、書き加えることなくだしたけど、これを書いてから、本でもこの作品を読んだ。けれど、やっぱりこの時を思い出して、泣いちゃった。学校の図書館で(笑)。隣の人の顔、泣きすぎて見れなかったけどきっと変な顔されてたなあ。)

「劇場」。

なんだか夜明けに見たくなってしまって、3時に最初のnoteの映画日記記事を描き終わってから一気に見入ってしまった。

栗色の髪色と笑顔が、ずっと眩しかった。

はあ、「ずるい」

なんだかそんな言葉がつい出てしまうほど、松岡茉優という女優さん演じる「沙希」が本当に映画の中だけじゃなく、1人の生きた女性「沙希」として、さらには見ている 私 にとって感情移入のオンパレードであった彼女に出会える作品と、今、出会うことができてよかった。おはよう、私。(朝の6:05を迎えているよ、でも書くよ)

もう、涙が溢れまくってもはや今から寝たいくらいで、ティッシュは箱半分も使い切ってしまった。

けれどそんなに泣き腫らすほど、そして途中から心臓が痛すぎてもはや何も起こらないでくれ、映画続かないでくれと逆に願ってしまうほどのめり込んだのは、この話題作のストーリーの凄さなのだと、改めて原作者である又吉さんの凄さに脱帽してました(もちろん、脚本の方にも愛を込めて)。

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「ここが一番安全な場所だよ」というおまじないのような呪いのような言葉

最初の方は、本当に掛け合いのコントのようだった。ちょっと怪しい菅田将暉演じる役がもう、ひたすらに変な人で、

だからこそ、笑顔が特徴的な(まあちょっと変人でもある)「沙希」が、「ここが一番安全な場所だよ」と、そう何度も繰り返し、彼と一緒にいる理由はなんだろうという目線でも見ていたら、いや!!!!!沙希ちゃん?!??!!( ;  ; )と。

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このこ、もうここにいないみたいで、ここに何も感情がなさそうで。

この自転車のシーンあたりの時、もう本当に今にも消えそうな沙希ちゃんの表情。完璧すぎてもはや演技だということを忘れていました。生きてたよ、沙希ちゃん。

どうしようもなくだらしないこの男のせいで!!!とか思いつつ、でも彼の男らしさも徐々に見えてきて、友人たちとの掛け合いのシーンも、ここ最高でした。

けれど、そんな彼にと一緒にいる「沙希」を見ていて、樹木希林さんの本『一切なりゆき』にあった「実は救われたのは私のほうなんです」という言葉を思い出したんですよね。
ちょっと脱線しちゃうけれど、私はこの本をこの前読んだ時に、「え」と思ったのでちょっと話させてください。

だって、樹木さんといえば、いつも旦那さんとちょっと大変そうにしているイメージだったから。でも、

「若い頃の私は、裡(うち)にマグマみたいな激しい感情や自我を抱えていて(中略)戸惑っていた。そんな時、更に激しい自我を持つ内田に出会ったのね。彼と一緒にいると、自分は意外とまともなんじゃないかと、楽な気持ちになれた。だから、実は救われたのは私のほうなんです」

とあって。
なんかボロボロになった時のさきちゃんをみている彼の瞳や行動をみていると、実はさきちゃんも、樹木さんのような思いを抱えていたのかな、、なんて思って。

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なんだかそう考えてくると、途端に、都内に戻ってくる「沙希」ちゃんの方が、明るくなって帰ってきていることも悲しくて、でもそんな風でもこの家をすごく大切にしてて。でもこの最後の方のシーンで「沙希」が話す言葉一言ひとことが、もうもう、やめ、やめて.......しんどい...........(語彙力)という言葉で、すごく自分にリンクしました、もうここら辺から頭痛くなるほど泣いているので正直何が何だか覚えてないです(え)。

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最後のこの演技派、もう「沙希」そのものの感情になってしまって、もう涙であんまり覚えてません(何回いうん)。もう一回ちゃんと見たいけれど、きっとまた泣いてしまうんだろうなあ。

あとがき

夢を追いかけることと彼女との「安定」を求めることってやっぱり両立できないのかなあ、、って。ふと。

今回の物語では、「沙希」が「自分だけがもう大人になってきちゃって何も変わってないのに、自分が辛くなっちゃった。」っていう内容を打ち明けるけれど、この前映画館で見た「花束みたいな恋をした」では逆に菅田将暉演じる男の人の方が「大人になって、子供じゃいられないんだよ」、という内容を話しつつも、付き合いたてを思い出して泣くシーンがあって。なんだかこの映画を見た後に花束の映画を思い出すような、そんな瞬間がありました。

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P.S.      ええええ超特急さん?!ってなりながら映画中びっくりしました。一番。(笑)。スクショ下手すぎてごめんなさいだけども、途中にKing Gnuの井口さんも出てきたところ本当にびっくりした!!!!っていう雑談で終えます。ふふふ笑





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