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ベーグルはいろんなところに/ポーランド

ベーグルが食べたい(作りたい)

育休中は時間があったので、パン好きを加速させて、パン教室に通ったり、オンラインで学んだりして、ひたすらパンを焼きまくっていた。

最近は仕事復帰したし、時間がないを言い訳にサボり気味。。。
noteのご近所さんで yueiseさん(二児の母なのに色々手作りで作っていてほんとすごい)のnoteをよく拝読しているが、彼女がよくベーグルを作っているのを見て、最近はベーグルを作りたくてソワソワしていた。

そう、私は言い訳をしていただけ。やる気を出せば作れる!
ということで、休みの日だったけど、4:50に起きたので、一念発起して、子供と旦那が爆睡してるのを確認し、ベーグル作りスタート!

こんにゃくとスペルト小麦を使ったベーグルのレシピ。
パンにこんにゃく⁈と謎に思うかもしれないが、これがまた天才的なレシピ。

ベーグルは学生の頃、今もあるけど、bagel bagelというお店が流行り始めて、
いつも海外に行く時だけ成田空港で買って食べられる、私にとってはスペシャルフードだった(お金なかったので。なぜか空港では羽振り良くお金を使って良いことにした、といってもたかが知れてるけど)。

そんなベーグルも10年以上経つと割とどこでも食べられるようになって、今では美味しいベーグル屋さんが全国各地に点在する。

ベーグルは何といっても、
むぎゅむぎゅのもちもちな食感がクセになる。

ベーグルは茹でて作る。成形後、茹で待ちの子達。まだ修行中の身のため、形が不細工。
茹でられてるパン。いい湯だな、的な。
完成!割とツヤピカに焼き上がった

ベーグルってそもそも何?

最近のお気に入り、こんにゃくベーグル

つやつやとしたリング状のパン。
中身は持っちりむっちりしていて、一個食べても食べ応えあり。

材料は小麦粉・水・塩とシンプルで、練った後、発酵させ。
そのあとモルトシロップやハチミツなどを加えた甘いお湯茹でて、焼く。

ユダヤ人から伝わったパン、といろいろなところに書かれてるが、Wikipedia(英語)によると、ポーランドのユダヤ人コミュニティによって生まれたパン、と書かれている。13世紀の書物にはすでに登場していたらしい。

そういえば、ポーランドに行ったとき、リング状のパンが売られていた。

ポーランドのベーグル・Obwarzanek オブヴァジャネック

ポーランドにもリング状のパンがあった。
Krakaw(クラカウ・クラクフ)の街に行ったときに見かけた。
表面はツイストされたおしゃれな感じでケシの実がついている。

これがObwarzanek オブヴァジャネック

面白いのは、このパンの売られ方。
街の中でマダムが小さなスタンドや、箱の中に入って、売っていることが多い。

やる気はない。
箱タイプのお店。移動式キヨスク。箱の人が入ってる。
パンがすし詰め状態。下の方のパンは今日焼いたものなのかな…?
ジュージューお肉スタンドに吊るされているオブヴァジャネック

このオブヴァジャネックと呼ばれるパンも、ベーグル同様茹でて作られる。
ただ、結構大きいし、ひねって成形するところが手間がかかる。
(だからベーグルはつるんとしていて、手のひらサイズなのか?)

世界にあるたくさんのベーグルの仲間

この製法で思い出すのが、プレッツェル(ドイツ語ではBretzelブレッツェル。濁音のブが正解)。

おなじみのドイツのブレッツェル

このパンも成形した後、ラウゲン液(水酸化ナトリウムを水に溶かしたもの)で茹でてから焼く。

ラウゲン液は手に入りにくいので、重曹やハチミツで代用することが多い。

ブレッツェルはテンション上がるドイツらしいパンだけれど、実はベーグルとあまり材料も製法が変わらない、と知ってからは、成形しやすいし、食べやすいベーグルの方に心が傾いている。

面倒と言いつつ、作るのは好き。ちょっとおデブなプレッツェル

ベーグルもオブヴァジャネックもブレッツェルも共通するのは作り方だけではなく、円形であること(ブレッツェルは変形の円形だが)。

実はこの円形のパン、ベーグルの親戚はトルコにもロシアにもあるらしい。中国新疆地区にも似たようなパンがあるとか。

トルコのシミットというオブヴァジャネックによく似たパンはドイツでもよく目にした(トルコ系の移民が多いので)。

オブヴァジャネックとそっくり。茹でないで2次発酵をとるレシピ。


この円系のパンは、
いろんな縁があって、
独自の進化を遂げて色んな場所で
食卓の一部になっている。



我が家にもこのむぎゅもちのベーグルが休日によく登場して、美味しい時間を提供してくれてる。

うちの子もバンザイするくらいベーグルが大好き


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