生い立ち②~幼少期1~
いつも両親の喧嘩と暴力が日常だった。
4歳くらいまでは社宅に住んでいた。その頃の鮮明な記憶は唯一1つだけ。赤い蓋のクリアボックスにたくさんのおもちゃが入っている和室に布団が敷いてある。そんな部屋で毎日毎日、母が殴られている姿と父の怒鳴り声、私たち兄弟の泣き声。それだけが記憶に残っている。
薄っすらと、毎日みんなで歩いて兄を保育園へ送り迎えをしていたのもなんとなく覚えている。手をつないで、歩いているだけ。母は毎日毎日イライラして、泣きながら私たちを叩いていた。
(ずっとずっと、なんで父は母を殴り、母は私を殴るんだろう。そう思っていたし、今でもわからない。きっと答えは一生でない。だってもう母はいないから。。)
そんなある日。
家を建てるために4歳くらいで父方の祖父母が住む町へ引っ越しをし、家が建つまで祖父母との同居生活がはじまった。
本当の地獄はここからだった・・・。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?