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【あなたはどっち?】ベンチャー企業 or 中小企業

はじめに

はじめまして、はろです。
突然ですが皆さんは就職、もしくは転職されたことはありますか?
新しい環境へ踏み出すことはいつでも期待半分、不安半分です。
ボーナスを受け取った今の時期、転職を考えている人もいるでしょう。
よく「3年は続けろ」というのでとりあえず継続しているけど、転職に興味を持っている方は結構多い印象があります。
そこで、今回は転職4回以上(誇れることではない)の私が「ベンチャー企業」「中小企業」の良かったところ、良くなかったところをそれぞれ考えてみました!!
今後のご参考になれば幸いです(*^^)v

はじめにお伝えしておきますが、あくまで私の経験してきた中で、相対的に比較しての「ベンチャー企業A(当時20名未満)」「中小企業B ※上場グループ(当時100名未満)」のメリットデメリットについてお話します。
※定義の分け方は下記の記事を参考にするものとします。

前提として、中小企業には「従業員数が300人以下」の定義があるため、多くのベンチャーは中小企業に含まれます。

ただし、世間では、伝統ある事業の維持・拡大に取り組む企業を「中小企業」、新規性のある事業に力を入れる企業を「ベンチャー企業」と呼び分ける傾向があるので注意が必要です。

出典:働き方を考えるメディア 様より引用

ベンチャー企業A

過去に、未経験で入社しました。
20名未満の企業で、基本的に当時同世代の20代しかいなかったのでみんな仲が良く、和気あいあいとした雰囲気でした。

メリット

裁量権が広い

ベンチャーの一番良いところはここかなと思います。
営業や事務や経理や人事など様々経験をさせていただいたことは今でもとても感謝しております。あの時はあの時で辛いこともありましたが、逆に転職活動の際にはかなり好印象で、「すごい!本当にいろいろやってきたんだね(笑)」と言っていただけることが多いです。やってきたからこそ今があるのだと思うと、未経験でも任せてもらえることはとても貴重な機会なので、ぜひどんどん挑戦してもらいたいです。

(社内構造によっては)経営層に意見が届きやすい

まだまだ決まっていないことも多く試行錯誤しながら日々仕事をしている状況なので、「こうしたらどうか?」という意見が経営層に届きやすいのもよいところだと思います。そもそも大企業だと社長の顔を覚えていない方もいるようなので、人によっては経営層と話す機会があることはメリットに感じると思います。(むしろ社長の顔が見えない会社の雰囲気知らない←)

意思決定が迅速

営業をやっていた時はこれはかなり助かりました。営業は鮮度が命みたいなところもあるので、迅速に回答を出してくれると契約の機会を逃さずに済み、テンポよく業務をこなせるので有難いポイントですね。

融通が利きやすい

私は不眠症な傾向があり、普段から寝つき自体1~2時間かかるのですが、特にストレスが強い時は22時前にベッドに入っても1時や2時どころか明け方の4時くらいまで寝れないこともありました。その件を相談した際に、「じゃあ8時間(以上)さえ守ってくれれば早く来て早く帰ったり、勝手に調整していいよ」と言ってくださいました。
こういう柔軟な対応ができるのも、ベンチャー企業の良いところだと思います。(感謝)

デメリット

(よくも悪くも)いろいろとゆるい

業務手順なども基本的にはマニュアルはなく、ざっくりと流れだけを聞いて「あとは実際にやりながら覚えて」といったことが多いです。

具体的な話だと、気管支系の持病があるのに、換気扇の近くとはいえ室内でタバコを吸われたりする環境も辛かったです。
また、自分のPC端末を業務に使うのはまだいいのですが、営業の連絡に使うスマホがなく、一方で営業さんからは緊急連絡先がどうしてもほしいということで当面は自分のスマホで業務を行うこともありました。
※通話料金も自腹です。
(何度か話し続けてのちに改善されました)

ワンマン経営の可能性

常に人がいないのでとにかく多忙

シンプルに人手が足りないので、ひとりあたりの負荷が大きくとにかく多忙です。特に月末月初は朝7時頃から終電近くまで会社にいることもありました。(定時は9:00~18:00)
給与が安いことをなんとかしたくても、副業をする暇もない、スキルアップしたくても資格勉強をする時間を確保するのも難しいです。(時間は作るものだという意見もありますが、、←)
なんだったら、参考書を買うお金もないので電車賃と引き換えに時間を買うか、時間と引き換えに電車賃を節約するかで休日は図書館によく行きました。(庶民の味方!すばらしい(笑))

人生の先輩がいないため、将来がイメージできない

冒頭で「同世代しかいない」と書かせていただいた通り、それがいい面でもありますが、悪い面でもあると思います。もちろん居心地としてはいいのですが、ライフプランやキャリアプランを考えるときに同世代の人しかいないとなかなかアドバイスを求めづらいです。特に結婚や子育てをしている方もいなかったので、やはりそのイメージが持てず、「この給与と多忙さじゃそりゃそうだよな」と納得してしまいます。
また、相談できる相手がいないのはメンタルヘルスに影響を与える原因にもなりかねません。実際社内には不安定な方が多く、適応障害やうつ病の診断書を何枚みたかわかりません(;^ω^)

給与が低い傾向

上記でもでてきましたが、やはり企業体力があるわけではないのでやはり基本的に給与が低い傾向にあると思います。しかも固定残業代までそれに含まれていたら定時であがっても、あがれなくても、給与が変わらないのでモチベーションも下がります。給与が低いとできることも限られてくるので、有料で学びたいことがあっても我慢したり、逆にそういった勉強の投資にお金を使うために食事を節約した結果集中力も下がったりと、QOLが下がる可能性があるでしょう。

中小企業B

過去に、実務経験未経験で同業界に入社しました。
100名未満の企業で、同世代だけでなく、お子様がいる世代や定年に近い世代の方まで幅広く在籍しておりましたが、だからといって特に隔たりもなく和やかで落ち着いた雰囲気でした。

メリット

ある程度マニュアル化されている

もしかしたら当たり前のことかもしれませんが、何をするにもある程度文書化されているととても助かります。マニュアル化されていて、属人化していないということは急な担当者の休みにも対応できる可能性があり、未経験などの方に対しても優しい職場であるといえるでしょう。

手厚いサポートがある

なかなか人が足りていないと難しいことですが、こちらの会社の時は研修担当がマンツーマンでついてくださいました。「人材を育てる」とは難しいもので、研修中の研修生に給与を払いながら、かつ、研修担当にももちろん給与を払わなければなりません。
下手をすればその期間中は水をやっている段階であり、今今の利益は出ません。やっと教育を終えて仕事を覚えても休職するかもしれないし、転職するかもしれません。下手をすれば、そもそもみんな現状でマンツーマンどころか、サポートすらできない会社もあります。そんななかで、このようにコストをかけてまで、人を育てようとしてくれる会社には感謝しかありません。ここに力を割けるのは体力がある証拠だと思います。

(よくも悪くも)いろいろとルールや規制がしっかりしている

これはとても贅沢な話(?)ですが、残業代がきちんと出る中小企業B。
ですが、もちろんその分勤怠もきっちり管理されるので、例えばPCの起動時間ログと勤怠にズレが多かったりすると指摘を受けたりすることもあるでしょう。今までが勤怠管理がザル過ぎたため、再手続きや申請がめんどくさく、「もー残業代出なくていいから見逃して―(´;ω;`)(笑)」と思うこともたまにありました(笑)

研修や福利厚生が充実している

無料のe-ラーニングとか、いまさら聞けないようなビジネスマナーを受けられるのも有難いですね。正直、なんだかんだこれまではビジネスマナーも実際業務をやりながら他の営業さんを真似て覚えたり、業務の中でわからなくて初めて自分なりにネットで調べて見につけたりで、きちんと教わったことはなかったので自信がありませんでした。しかし、やはりそこは「好奇心旺盛で生きるせいぶつ」なので無料であれば学びなおしも含めて、あれもこれも学んでみたいなと思ってしまいます(笑)
あと、社内の雰囲気が落ち着いていて感情的に怒ったりする人がいないのも、アンガーマネジメントなどを学んでいるのかなと思います。

デメリット

意思決定に時間がかかる

企業規模やルールがしっかりすればするほど、ワークフローが深く重くなり、それに伴い責任者の承認がおりるのに時間がかかります。
例えば急遽体調や家庭の都合で、「業務はできるけど明日は在宅にしたい」となった場合、ワークフローが重いと緊急時に間に合わないことがあります。
もし責任者が近くにいて前日にサクッと相談してその場で可否をもらえたら楽ですが、そうもいかないのが難しいところですね。

(社内構造によっては)経営層に意見が届きにくい

これは規模が大きくなる分仕方のないことだと思いますが、どんどん平社員と経営層との距離が遠くなるため意見が届きにくくなることだと思います。(下手したら入社式でしか社長見たことないなんて話もありますね(笑))
私自身が大きな会社に勤めたことがないのでわかりませんが、やはり経営者も一般社員も含めて同じ目標に向かっていくからこそ、一般社員でも経営層が何を目指して、どう動くのかがわかり同じ目線を持てるような、フラットに近い関係というのも一つの理想の形かなと思います。

結論:短期間での成長は「ベンチャー企業」、長期間での成長は「中小企業」がおすすめ

いかがでしたでしょうか?
どちらもよいところがありますが、そもそも同じ分類でも会社によって異なる部分も多々あります。それに、中小企業でも裁量権のあるところや、ベンチャーでも体力のある会社もあり、すべてのことは一概には言えません。
ですので、あくまでひとつの参考例としてお考え下さい。
本当は大企業と今回のベンチャー企業や中小企業を比べたいところですが生憎大企業に入れる頭脳を持ち合わせておらず、、(笑)
いつか何かの手違いで入社することがあればぜひまた比べてみたいですね。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

またね。

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