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未来は決まっているのかい?ヨシタケシンスケ展に行ったよ

今日は娘二人連れ、小倉から博多へのプチ移動!…いや、私にとっては大移動だなww そうまでして、訪れたのはこちらでした。

福岡市科学館にて

ゆるりとした雰囲気のイラストに、思わず大人も「ハッ」となる金言が添えられたヨシタケさんの絵本の魅力は多くの人が知るところ。

今回、ご本人初の大規模個展とのことで、ニュースで知って以来親子共々楽しみにしていました。

いやぁそれにしてもねぇ、博多!人多かった!コロナはもう明けたんだね。大人一人で子二人連れて、片手に10キロ、片手で長女の手を引き…人込みかきわけ進むのは、アラフォーにはもうけっこうたいへんだった💦

そう、最近は次女が「抱っこでないと嫌」な時期。ベビーカーなんて乗らないし何なら抱っこひもも嫌がる。歩けばいいけど5歩くらい歩いたらすぐに「あっこ~(だっこ)」となる。

そしておもむろに道端に座り込む


 イライラもしつつ何とか現地に到着した頃にはもう汗だくで、長女から「お母さん大丈夫?」と心配されるほどに。それでも展覧会は楽しかった。いってよかった◎

 未来がどうなるかなんてわからないじゃないか

ヨシタケさんの視点に触れると「そうかもしれないし、そうでないかもしれないよ」「これは絶対そうなのかい?」っていう”今現在の自分の立ち位置をふと違うところに持って行ってくれる”感覚になる。

普段考えもしないようなことを考えるきっかけを得るのだけれど、でも面白いのは、普段考えもしないそれらのことが決して突拍子もないことではなく「あぁ確かに。言われてみたら、何でいままでそれ、考えてこなかったんだろうね」ってそのくらいとても自然に受け入れられるものでもあるってことなのだ

今回の展覧会のテーマもまさに「かもしれない」だったもんね。随所に置かれた絵本のスケッチから、「思い込む必要ないよ」「もっとおもしろい選択があるかもよ」って言われてるような気がしました。

絵本の原画や、これまでの絵本のテーマを表した子どもが楽しめる立体物やヨシタケさんご自身の愛蔵品の展示もあってたいへん楽しい展覧会だったのだけれど、次女が展示物を触りそうで…常時ひやひやで正直、ゆっくり鑑賞…はできませんでした💦

個人的に、絵本の構想時、ヨシタケさんがブレインストーミングされてたであろうメモ書きに惹かれました。載せられないけど、一部ご紹介を…

どんな世の中でも
大事なことは自分の頭でかんがえて
「えらぶ力」をもつことだ。
そして、自分にとっての幸せが
なんなのかをかんがえつづける力こそが
生きる力なのだ。

子どもの強みは「今まで」を知らないこと。
どんな世界でもその中に
いばしょとたのしみを
見つけようとする

じぶんとは違う世界のとらけ方に
どれだけ興味をもてるか
そのことによってどれだけ
「新しい視点」を手に入れられるか

そうだよね、
自分で選ぶ力がこれからきっとますます大切なんだよね。正解なんてわかりやすいものはどこにもないのだから。

そう、たのしいことを考える。考える!その練習を、私も子どもと一緒にしたいです。

ヨシタケシンスケ展@福岡市科学館

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