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5・21「みんなで読む岩波文庫読書会『ギリシア・ローマ神話』」

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昨日は『アガメムノーン』の読書会でした。

『ユートピア』からギリシアへと起源を探る旅に、選ばれたのは『アガメムノーン』でした。さて前回の読書会からリスケなどもあり、しばらく間が開きましたが5回目です。恒例の「みんなで読む岩波文庫読書会」なれると楽しい岩波文庫(赤帯)です。みんなで読むとやはり楽しい物ですね。

長く続いたトロイア戦争からの勝利と共に、凱旋将軍のアガメムノーンが、帰還するところから物語が始まります。アガメムノーンの口から描写では戦争の悲惨さをセリフで表現しています。そして呆気なく、、、
トロイアにも神々の運命の悪戯というか、原因があるのですが、ギリシア方が、勝手に攻め込んだ戦争に一応の勝ちを収めますが、苦戦続き、木馬で辛くも逆転しますが、動員されている味方もたまったものではないですね。
別の話になりますが、無理やり引っ張り出された、オデッセウスもなかなか帰りつかなかったり。。。
きっと、戦争には勝利者はいないのでしょう?

私の勝手なイメージではアガメムノーンは、やな上司キャラで定着してしまっていました。幼少期に読んだギリシア神話の挿絵や漫画も王様なのに陰険そうで欲深いお爺ちゃんのイメージでカッコ良い絵はなかった記憶です。
暴走老人の支配する国って怖い。

読書会では、私は主にカッサンドラーの話をしました。科白がだいぶイメージしていたカサンドラと違って、おおっ!?と思いました。落ち着いた預言者ではなく、シャーマン的な神がかり巫女といったイメージでした。アポロンの呪いによる境遇が悲劇的で、なんとも言えないキャラクターでギリシア神話の人間では気に入っている人物(個性)です。

そして次回は、ギリシア・ローマ神話です。

ギリシア神話を俯瞰するために、『ギリシア・ローマ神話 付インド・北欧神話』なんとも贅沢な1冊、ベースにこの本を読むと現代の物語もいろいろと理解できるのではないでしょうかあ?皆さんもぜひ!お近くの書店でお求めくださいませ。

第6回「みんなで読む岩波文庫読書会『ギリシア・ローマ神話』」参加者募集中!!

開催:5月21日 日曜 開始時間:17時スタート1時間程度、
持ち物:課題本『ギリシア・ローマ神話』岩波文庫 赤帯
進行:司会は店主
書記は参加者持ち回りで、話た内容を程よく記載

大事なルール

同じ本を読んで相手の読みから発見を得る。
傾聴を大切にしています。
 自分の読みと違った場合は、自分はこう読んだと伝えるのはOKですが、相手の読みを否定しないことで得られる事を大切にします。

皆様のご参加お待ちしています。

定員は5名前後です。小さく安心して参加できる雰囲気を大事にしたいと思います。読書会が初めての方もぜひ遊びに来てくださいね🦔

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