登記準備終わり/明日は撮影!!/Design思考

会社の登記手続きは終了しました。
通常仕事が複数あるので、それと並行するのはかなり難しいので、お金で解決(要するに依頼)できたのはたいへん助かった。普段でも23時くらいまで仕事してしまっているので。

ま、とにかく、あとは司法書士の先生に登記に行ってもらいます(カネで手間を買う)

ついでに告ると、実はもう一社あって、それも同時期に建てられます。いきなり2社の社長ってことになるなんて、不思議な人生だなあ。でも、いわゆる会社員ベースの普通の人生、歩んできてないしなあ。

そしてこの週末には、新会社のためのプロフィール写真撮影を一日にかけて行うのであります。

このあたりから、なんか「?」なネタが増えていくかもしれない。
多分、僕の表現方法は、「一般的な」な方法とは少し外れているようで。でも、僕自身はそんなつもりはなく、シンプルに表現したいことを素直な形で表現してくのみ、なんですが。

これは、天の邪鬼という人がいるかもしれませんが。繰り返しますが、僕はそんなつもりはない^^;
逆に、「なんでそんなに型にはめてそれを遵守することに力をかけているの?」って思うことが多いのです。他人がやっているから、こうするのが普通なんだろう、こうしなきゃいけないんだよ、みたいな意思を感じる。最適な、よりよい方法を考えていかないのかなみんな?って普段から思ってます。

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僕はそもそも、必要なモノやコトを、普通に、あるべき状態で用意したいな、という気持ちを強く持っています。
僕はProducerなので、プロデュースするのが仕事であり、Directoreなので、ディレクションして判断するとそうなる。とくに、表面上の機能の話だけをしているつもりは全然無い。

総合的に見て何が必要か、、、を常に考えてきたので、機能だけではなくて、演出であったり、フォントであったり、テキストの内容であったり、Sound Effectであったり。なんなら広告であったり、宣材写真であったり。ぜーんぶ必要。

そして、それを話すと納得してくれる人が多く、実行すると満足してくれる人が多いから、やっぱりほら、この考えは間違っていないでしょ?って思ってきたし、だからこそ今回の起業に繋がります。

必要だから存在している。そこには、必要とされる機能がある。
複数の機能の相乗効果を提示できないと、Producerではないし、必要な理由が理解できていないとDirectorにもなれないし、っていうか専門職だってそのへんの素養なもっていてあたり前でしょ?それがなければ、どういう指針で何を作るのさ?と思うわけです。


●某シアトルに本社がある世界一企業さんの話
そこと何年か仕事してきた経緯があるのですが。
僕はそこで、デザイン思考という部分で身に着けたものがたくさんあります。

みんな、超頭がいいんですよね。
何のために何が必要か、を、職人としてもビジネスとしてもよく知っているし、よく研究している。それが普通だと思っている。
「今の時代に」「誰が」「何を作るということは」「どんな要素が必要で」「それを表すためにどの部署で何言が必要で」「それを果たすために作られているかどうか」ということを全員普通に考えている。全てがデザインである、を普通に理解している。

すべての制作内容に対しても、その基準で評価するんです。"Success Criteria(成功判断基準)"っていうんですが。

「僕たちは、Success Criteriaを設定することができて、正誤を判断できて、それをリスクなく果たしてもらうために必要なことは協力もするし提供するしマネジメントするよ。だってその仕事をする前提で契約書にサインしているから」という自覚をちゃんと持っている。
逆に言えば、その責任範疇をちゃんと企業側が指定できている。両者合意して彼らは働いている。

日本だとかなり少ないですね、未だに。

そして彼らは、その仕事内容が"足りてない"と評価されると、即日解雇もあり得るわけです。
「だって約束したことできていないんだから、契約反故だよ。だからクビ。明日から来なくていい(企業側)」ということも何度か見かけました。

合理的だし、解像度高いし、価値観としても素晴らしいな、と思えたわけです。

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彼らとのやり取りは英語なんですが、間に翻訳チームが入ります。
彼らは世界中の開発会社を相手にしているので、何語かよくわからん方々ともやり取りするわけです。なので、翻訳チームは必須。

彼らはいつも、本当に短文、あるいは箇条書きで書いてきます。
「拝啓 時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます」見たいな前口上は一切無いし、必要十分な内容を短文ごとに列挙して書いてくる。なんでか?

それは、「翻訳ミスが発生しないように」(=翻訳ミスがあった場合は、ミスを起こすような誤解のある文章を書いた自分の責任です)という自覚があるんですね。なんならそれも契約書に書いてあるくらい。

そんなふうに、責任範疇をしっかりを理解して配置され、その職務を果たすことが何に繋がるか機能するか、という意味を彼らは自覚している。それは全然ロボットな考え方じゃなくて、意義、意味、理由を知識として理解していて、自分がどう動けばそのように機能するか考えながら動けるから、企業側のニーズと自分の能力が釣り合う、と思っているからなんです。
なので、べつにLeadでもManagerでもない立場の人でも、Salesの話とか都合をバンバンしてくる。UIの出来を、趣味嗜好ではなくて、ビジネスの都合から「だからこうあるべきなんだ」を説明できる。

これが実にいいなあ、と思えて、勉強させてもらいました。

そのために、
・各部署の役割、持つべき責任
・それがどう機能してゴールに向かえるのか
を理解することと、それぞれの専門職の知識の理解をしていく必要がありました。

快感でしたね。やっぱりそうだ、すべての物事には存在の意義があるのだ、と思えたし、その理由を追求することが解像度を高めることにも繋がる。「○○○○なんだ。なんでかっていうとね・・」という話ができるようになっていく。

USともそう、EUのチームもそうでした。
そして数年、振り返ると、日本国内ではそういう自覚や意識や理解は少ないんです。「だからか」と思った瞬間。

なんでこんな話をしているかというと、それを理解していて実行できる僕が、では、どんな会社にするのか?に繋げたかったから。

僕の場合は、多少なりとも「あいつが作る会社はどんなんだ??」と思われる立場でもある。そこで、「どうよ?」と言える表し方をしていきたい。
広報であっても、制作内容であっても。

さて。
そんな事を考えている僕に完全に賛成してくれている超若い二人を含め。まず、明日、会社広報やWeb用のプロフ写真を撮影してきます、という冒頭のお話しに戻ります。

面白い写真、撮ってもらいますぜ!!(後日につづく

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