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健康オタクが陥る「べき思考」がもたらす不健康感 

「健康」という概念は
とてもあいまいで個人差があるもの

私は、他人が決めるものではないと思っています

病気と健康は違います

病気は、明確な基準や病気として満たす目安が決まっていますので
そこは混同してはいけません

私が出会った中で
自称「健康オタク」と呼ばれる方達は
ちょっと偏った考え方をしている方が多く、

その偏りがもたらす悪循環のようなものを感じることが多いです

今日はそれについて分析してみたいと思います

なぜ健康オタクは偏るのか

どうでしょう?
あなたの周りに「健康オタク」と呼ばれる方はいませんか?

私も、きっと周りから見ると「健康オタク」の一員だと思います。

IT関連の仕事をしている方がITに詳しいのと一緒で、

健康をビジネスとして生業にしているので
世間のブームや一般的な知識まで

幅広くチェックしていますが…

仕事でチェックしている身分の私でも
正直把握しきれないほど
世間は情報に溢れていると感じています。

この溢れた情報の中で
自分にとって
または、家族にとって本当に必要なことを
見つけ出すのは
本当に難しいです。


元は一つの人間です。
それをどの方向で切り取るのかで
健康の概念や考え方が違ってきます。

ゴールは同じことを言っているけれど

右斜め前から語っている人もいるし、
左斜め前から新発見のように語っている人も

しかし、ゴールは結局同じこと
そんな風に感じることが多いです。


ある一方向に目が向きすぎると
他方からの良い情報を見落としてしまう

健康オタクの方は、きっと何か一つでも
自分の体にピッタリはまった健康法があったのでしょう。

それを深掘りしていく。

その作業って本当に尊敬するくらいすごいことです

しかし、掘り下げていくと同時に
情報に疑問を持つことも必要です。

違う場合はどうだろうか?
この場合はどうだろうか?と
横幅を広げてあげる作業も、とっても大切なことです。

健康という分野においては
深堀りも大切ですが、横堀りも同じくらい大切です。

そうでないと、どんどん偏りが生じてしまうのです。

私の周りの「健康オタク」には、
そんな縦堀りが好きな方が、多いように見受けられます。


健康オタクがハマる罠

縦掘りだけだと、どうしても偏りが生じてしまう健康感

〇〇がいい!〇〇するべきだ!
というべき思考では、本当に意味で健康は語れません!


頭に入れておいて欲しいとこがあります。

それは、

人の体はそれぞれ、みんな別の体質であるということ

そして、日々変わっていくということ

この2点は忘れないで欲しい健康への合言葉です


その時、あなたの体にビビビときてよかった!!
と感じることができても

家族や教える友人がそれに合う体質かはわからないし、
なんなら、毎日ずーーーーと同じ体調でいることは絶対にありません!


〇〇すべきだ!のべき思考の方は、
自分自身の「べき」に苛まれ、
結局、合わなくなっても繰り返している

そして、どんどん間違っている方向へ…

そんな方が多くいらっしゃいます

「健康オタクが陥る不健康感」とでも言いましょうか

私が思う「健康オタク」が陥る罠とは、この悪循環へ突入するということです

ダイエットだって、
目標体重がやってくるから
そこで何かしらの方向転換をするのと同じことで

健康もある一定のところまできたら
見直しが必要です!

いつまでも同じ体調なはずはありません!

健康好きな不健康
きっとこの悪循環に陥っていませんか?


情報を精査する力には感性が大切

では、どうやって自分に合っているのか
見極めるといいのでしょう?


オーソドックスな健康の3大目安となるのは

食欲 睡眠 便通

この3つが毎日滞りなく行えていれば
まず、あなたは健康の輪に属していることになるでしょう!

しかし、過食が通常の食欲の方もいらっしゃいますし
食品添加物や糖質問題など
気にする問題は山盛りです



たくさんある健康情報の中で
自分に何が必要なのかを見極めるのは
本当に難しいことです

それは、健康という分野だけの話ではなく
世の中全体的に
〇〇リテラシーという言葉が増えてきているように、

情報から正しいものを見極める力こそ、
今の世の中を生き抜く大切な力だと私は感じています。

健康分野においても
ヘルスリテラシーと呼ばれています。

まずは、自分自身の中でどういう形が健康と呼べるものなのか
考えることから始め、

それを達成するために何を改善できるのか
考える力も必要です!

答えは、スマホの中にはありません!
健康を検索する前に、
自分に問いかけることが必要です。

正しい情報をお伝えすることが
国家資格をいただいている私の
使命だと思っています。

皆さんも自分の感性を信じながら、
何か一点集中するのではなくて
横幅を広げながら
ヘルスリテラシーに取り組んでくださいね!


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