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《絵本レビュー》どんなかんじかな

今日も豪雨です。
日本はやっぱり自然災害が多いような気がします。

早く、梅雨明けして欲しいですよねぇ。
てるてる坊主に、お願いしなきゃ(笑)

さっ、はじめていきましょう。
今日ご紹介する絵本はコチラ【どんなかんじかなあ】です。

文は、作家さんでもある中山千夏さん。
絵は、イラストレーター、グラフィックデザイナーでもある和田誠さんです。

初版は、2005年7月ですね。


《ストーリーについて》

主人公は、電動の車椅子に座っていて自分の力で体を動かせない男の子。

その男の子は、
目が見えないまりちゃんや
耳が聞こえないさのくん、
それから、阪神・淡路大震災で両親を亡くしたきみちゃんに話しかけます。

互いの気持ちを全力で考え、肯定する物語です。

少し言い過ぎているかもしれませんが、いろいろなものを背負いながらも生きることをあらわしている物語です。

《10コの好きなところ》

①絵を担当された、和田さんの描く子どもの表情がより考えさせられます。

②こういうテーマの絵本を、子どもの時から読み聞かせできるところ。

③そして人ごととかではなく、知っていることと考えることが自分と相手の愛になる。

④ページの構成としては、対談形式みたいな感じで、一つの疑問につき一つの肯定的な答えが文になっているところ。

⑤主人公のネタバレは一番最後にわかる。
その全貌が分かるまでは、主人公の隠しているところが影で描かれている。

⑥子ども同士って、大人よりも本気で考えているのかもしれない、出来るだけ前向きに。
そして、我慢もしていてるのかもしれないし、あきらめ(真実を見極める)なのかもしれない。

⑦基本的に、背景は一色で人以外何も描かれていないので、より登場人物にフォーカスできる。

⑧これが出来ないなら、ここに力が働くみたいな考え方がとてもスキなんだけど、そこまでについてどれほどの時間を費やしたんだろうと思う。

⑨しいては、私たちに問いかけている物語なのかもしれないということ。

⑩最後は、私たちがうごけるってどんなかんじかなぁ?


《読み聞かせをしてみて》

長女(7)は、一番最後に主人公の難病に気づいて
『えーーー、この人動けなかったの???』
って言ってましたね。

次女は、理解してませんでした(笑)
(まぁ、そうですよね)

それから、一緒に目を閉じてみたり、耳を塞いでみたりとやってみてどんな感じになるのか、やってみました。

子供達はいつでも正直で
『ほんとだーーー!よく聞こえる!』
『ほんとだーーー!よく見える!!』
とか、絵本と連動しながら姉妹で話してました。


《おしまいの言葉》

当たり前の環境の中で生きていると、当たり前に感謝することをついつい忘れてしまいます。

わたしの場合、生きていることへの感謝って、心がけてみたり、経験から学んだ時に生まれてきますので。

生き抜くことだけを考えてますけど、
生き抜くことって、どんなかんじかなぁ。

今日は、道徳コボシで締めてみました。

☆彡





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