子どもの「キライ」を大事にしたい
下の子が4歳くらいから、「実はね、ぼく◯◯キライなの…」と話してくれることが増えてきました。
主に食べ物の話で、これまでは「そっか…でも食べて!」とあまり気に留めてなかったのですが、ふと「キライ」を言語化できるって大事なことかも?と思いまとめてみます。
「キライ」が言えることのメリット
好きやキライがわかること
まず、自分の好みが分かるって実は大きなことなんじゃないかと思います。
好みって感覚的なものだし、個別性が高いので、小さな頃から自覚できるって実はすごいことかもしれません。
キライを言語化できること
次に、自覚したキライなものを、しっかり言語化できてるってすごいなと思います。
「なんかこれ、変なにおいがするからキライ」「かたくてやだな」と、なぜ嫌いなのか?も話してくれることも多く、自分の感覚を他の人に伝えられるって大事なスキルかも!と思いました。
キライを伝えてくれる関係性
最後に、キライ!と思ったことを、自分の中にしまい込まず、親に伝えてくれる関係性を築けてることも素敵なことじゃないかと思いました。
うちの子の場合は「実は…」と話し始めるので遠慮してる感はありますが、それでも怒られるかもと思って言われないより、率直に気持ちを話してくれるって嬉しいなと改めて感じました。
好き・キライを見つけるヒント
我が家は日常生活の中で、こんなタイミングで好き・キライの話が出ることが多いです
ご飯
服装
絵本
テレビやYouTube
音楽
また、なるべく私自身が「これ好きなんだよねー」「ちょっとこれは苦手」というように、日々の生活の中で自分の好みを話すようにしてます。
あと最近だと、アレクサの画面に「投票」として好きな方を選ばせるものも出たりして、みんなで「私はこっちが好き!」を家族で話す良いきっかけになってくれてます。
「キライ」と言われたら?
では、せっかく話してくれた「キライ」をどうしたら大事にできるでしょうか?
私自身は、まずは能動的な聴き方で、「そっか、◯◯がキライだったんだね」とフラットに返すようにしています。
すると、「うん、◯◯だからキライ」と理由を教えてくれることもあれば、「だから食べなくてもいい?」と聞いてくることもあれば、無言になることも…
そこは、その時の子どもの状況によって返事が変わると思うのでそれで良しと思っています。
一方、「なんでキライなの?」と質問(のつもりが詰問に……)や、「キライなんて言わないで食べなさい!」と強制してしまうと、せっかく話してくれた「キライ」が否定された感じになってしまいます。
そのため、まずはフラットに受け止めることで子どもの「キライ」を大切にし、次からもまた話してくれる雰囲気づくりができるんじゃないかと思います。
ついつい言われるとムッとしてしまう子どもの「キライ」。少し余裕があるときは、話してくれて嬉しい♪の気持ちで、ちょこっと向き合ってみませんか?
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