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あなたを生きる旅のお守り⑧

こんにちは!ただの大人、結木愛です。

お守りも今回が最終回です。ここまでお読みいただきありがとうございます。

読んでくださる方にホントお支えいただいています!!


すでにネタバレしていることなのですが、このお守りは、ある心理学の「8つの前提」のエッセンスを守りつつ、私なりにもぐもぐ咀嚼して、自分に使うならどうしよっかなーと思いながら書いたものです。

心理学を学ぶと聞くと、「心理カウンセラーになるため」とか「辛い気持ちを抱えている人を助けたいから学ぶ」「人を見抜く」「人の心を読む・操る」など、なんだかちょっとハードルが上がったり、なんだかすごく高尚なものや難しいものに思えてきたりする人もいると思います。

誰かの心の痛みを少しでも楽にするアシストや、仕事での交渉事、周りの人とのコミュニケーションに使うのはすごく素晴らしいこと。

学ぶ理由はなんでもいいのです。

せっかくなので

その学びや技術を誰かに使う前に、、、、

これは私のすごく勝手なお願いなのですが、どうかまずは、自分のために心理学やその技術を使ってみて欲しいのです。

まずは、自分の機嫌を取れるように心がける。やってみる。

私の話で恐縮なのですが、私が心理学を学ぼうと思ったきっかけは、自分のイケてない具合に嫌気がさしたからです。どうしようもない理由があるにせよ、勝手に生きづらさを感じ、病んで、それを繰り返している自分に。

完全に自分のためです。

どやーーーーー!!!w(完全にスベった感)

心理学やその技術には、自分で自分の機嫌をとる方法が盛りだくさん。

きっと先人たちもそうやって、実験や研究を重ね自分の機嫌をとりつつ、溢れ出た分を後世に残してくれているのかなーなんて思っています。

心理学では有名なあの人もあの人も、きっといろんな失敗をやらかしつつ。。

そう思うと、みんな悩んで大きくなってきたんだなーって。有名なあの人、もしかして人の話聴かれへんかったからかな~とか、なんかかわいいやんって、ニヤニヤしてしまうのです。(え?私だけ?)


そうそう!

自分でできないところは、第三者や物事など、クリーニングのお手伝いをしてもらえるところにお願いをしてみましょう。

それは何も専門の人とは限りません。知人・友人・同僚・恋人・家族・SNS・趣味などなど、あなたが話しやすい人や過ごしやすい場所や気になる事。

ここで大切なのは、1つにしないこと。

依存することは悪いことではありません。生きるのには必要なこと。

何がちょいとまずいって、それを一点に集中させるのがちょいとまずいのです。

どうまずいのか。

それは、その一点が崩れると、それがブレた瞬間にメンタルが崩壊するかもしれないから。

例えば仕事。

上手くいっているときはいい。でもそれがブレた瞬間、自分は何もないんじゃないかって落ち込む。

恋愛。

彼や彼女のことばかりになってそれしか見えなくなると、その関係がぎくしゃくした瞬間・・・。


小さな依存先を3つくらいは持っておくといいかもしれません。

この人にはこれ!みたいにジャンルをわけておくのもいいですね。

この人にこれは話すけど、あれは話さない言わない。みたいな。

「自立とは依存先を増やすこと」

人はひとりでは生きていくことはできない生き物。依存をしないことが自立なのではなく、いくつかの物や人に薄い依存をすることで、1つを失ってもやっていけるような状況が、本来の自立の在り方なのかもしれませんね。

人はやらかす。どんな人もたいがい。あなたもわたしもたいがいなのです。


✻✻✻✻✻


お守り⑦は「すべてのあなたの行動は、自分自身をよりよくしようとするもので、その行動を活かせる状況があります」でした。効き目は、善し悪しだけで判断することが減る・多少のことでは動じない自分になれるでした。

その行動で、あなた自身が望ましくないと感じているある行動で、あなたは何を得ようとしていますか?何を守ろうとしていますか?

その行動には、あなた自身をよりよくするものがあるとしたら、それは何でしょう。



あなたを生きる旅のお守り⑧

「脳は、失敗しないので」


・うまくいかないことが続く

・怖くてできないことがある

・失敗して毎回落ち込む

・調子のいいときとそうでないときの差が激しすぎる


そんな時に効くのがこのお守りです。


<このお守りの効き目>

・失敗という出来事に対しての気持ちの切り替えがしやすくなる

・他人の行動の間違いを正そうとすることが減る


言いたかったんですホントは言いたかったんです!

「私、失敗しないので」って。(ドラマの観過ぎ)

でも、私たちは、出来事においては成功も失敗もします。

すでに上にも書いた、心理学の先生方も失敗という出来事は幾度も繰り返してきていることでしょう。

それは、仕事という部分もそうですし、人間関係という部分でもそう。

ただ・・・、私たちの体には、唯一失敗をしない部分があるそうです。

それは、脳です。

失敗をしない・・・というか・・・「うまくいかないことに成功している」という捉え方をしているそうです。出来事自体を正しいとか間違っているという判断ではなく、すべて肯定と捉えているそうです。

例えば、「行動する気が起きない」というのは「行動する気が起きないことを成功させている・じっとすることを成功させている」となり、「行動する気が起きる」というのは「行動する気が起きるのを成功させている・動くことを成功させている」のです。

緊張するときもそう。「緊張を成功させている」となるのです。


ここで少し感じてみていただきたいのです。

あなたが、これ緊張するわー!という場面を思い浮かべてみてください。

なんだか重心が上の方に上がって、地に足がついてないような感覚でしょうか。手汗でもうビシャビシャでしょうか。息が浅くなったり、のどが渇いて、目の前が白ーくなっていく人もいますね。

「緊張している・・・どうしよう」

不安でいっぱいかもしれません。

緊張したくない!緊張は良くない!そう思っているかもしれません。

でも、脳レベルでいうと

「ワイ、緊張を大成功させている(ドヤァ~)」なのです。

あなたの脳は、もう全世界に向けて堂々と緊張を大成功させていることを高らかに宣言したいくらいの大成功です。おめでとう大成功です。絶賛の嵐!

そう思うと、ぱっと見嫌だと思うことや、失敗だ!と思うことも、少しだけクスッと笑えたり、なんだか高ぶりが冷めてふっと力が抜けたりしませんか?

あれ?私だけ?(笑)

話が逸れましたね・・・。

つまり、脳はすべて肯定。これを頭の片隅に置いといて・・・次です。



・失敗という出来事に対しての気持ちの切り替えがしやすくなる

うまくいかないことが続いている・できなくて毎回落ち込むことってあると思います。

例えばダイエット。

「ダイエットに失敗してしまいます。がんばっていても、ついついしるこサンドを食べてしまうのです。」

もうお分かりかと思います。これ、ダイエットに失敗しているんじゃなくて、しるこサンドを食べることに成功しているのです。

でも、しるこサンドを食べることに成功していることが自分が望んだ結果ではないときは、望んだ結果を得るために他の方法に変えてみる。


「怖くてできないことがある。」

例えば、電車に乗るのが怖い。今日も電車に乗れなかった。というのは、乗らないを成功させている。その場にいることに成功している。

でも、これは自分の望んだ結果じゃないとき。望む結果を得るためにどうするのか。手段を変えるのか、心を変えるのか。

(自分の心、つまり受け取り方や感じ方を変える技術は心理学の中にはたくさんあります。実は今まで書いてきた私のnoteの中に割と散りばめられていたりします。)


何かに挑戦したときや行動を起こしたときに得られた結末が、あなたが望んだ結末でなくても、結末に至るまでのあらゆる結果や行動は成功なのです。

自分が望んだ結末でなくても、あなたの脳は「成功しているベース」で考えると、望んだ結末に向けての行動の軌道修正や動機付けが、「出来事の失敗ベース」で考えるよりも、明確になることがあります。

望んだ結末(目標達成)の向けての軌道修正や動機付けを、「フィードバック」といいます。

ここで大切なのは、フィードバックと行動はセットであるということ。

フードバックだけで行動しないと、何も変わりません。

しるこサンドを食べることには成功しているけれど、それは望んだ結果ではない。じゃあ、いつもひと袋全部食べていたのを3分の1に減らせばいいんだー。と頭の中で考えて満足してて終わるとそれは一生そのままということ。


・他人の行動の間違いを感情で正そうとすることが減る

「何かに挑戦したときや行動を起こしたときに得られた結末が、あなたが望んだ結末でなくても、結末に至るまでのあらゆる結果や行動は成功なのです。」

これを少し他人との出来事に当てはめてみます。

例えば、職場で、部下にお願いした仕事が、お願いしたことを全然満たしていなかったり、家庭で、子どものテストの点数が30点だったとき。

確かに、確かに!お願いした仕事が限りなく完璧に出来ていることに越したことはないですし、できることならテストでいい点を取ってほしいと思う気持ちがある人もいます。

感情に任せて、「なんでできなかったの!!」と言いたくなる気持ちも湧いてくることだって。

でもそこで、一瞬思い出していただけると幸いなのが、このお守り。

「テストで30点取ることに成功した」とすると、そこからどうフィードバックして行動(働きかけ)するかが変わってくることだってあるのです。

物事によっては、強く言うことや叱ることだって必要な時はあります。

全てにおいて、お守りを思い出せというのではありません。

子どもが道路に飛び出したとき、「あー道路に飛び出しているのを成功させてるんだな」なんて思う暇なんてないです。そこはもう必死です。

人は多かれ少なかれどこかで他人に期待する生き物。その期待が自分の思い通りの結果ではなかったとき、腹が立つというのはあります。

でもそれをことさらに相手に感情的にぶつけるのは、私はちょっと違うと個人的には思うのです。

そんなときほど、フィードバック&行動。

できないときだってあるかもしれません。そのときにはそのときのフィードバック&行動なのです。


✻✻✻✻✻

結婚・失恋・仕事・人間関係などなど。あなたの脳は何をどう「成功」させていますか?もしそれをあなたが望ましくないと感じているなら、どのようにフィードバック&行動をしていきますか?

フィードバックvs失敗


お守り⑧「脳は、失敗しないので」

何かに挑戦したときや行動を起こしたときに得られた結末が、あなたが望んだ結末でなくても、結末に至るまでのあらゆる結果や行動は成功なのです。


出来事として「失敗」とジャッジすることは、世の中にはたくさんあります。

望んだ結末が実現しないことだって。

諦めるという選択をすることだって。

失敗という出来事はあります。それで盛大に落ち込むことだって。

その後、どうしますか?

あなたの脳や心では、失敗?それともフィードバック&行動?


✻✻✻✻✻

あなたを生きる旅のお守り。8つはこれでおしまいです。

人生は旅。あなたを生きる旅。

もし、よろしければ、キャリーバックの片隅にそっと忍ばせていただけると幸いです。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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