見出し画像

親愛なる上司へ

お世話になっております
まだ 進行形で書かせてください

この気持ちに何と名前を付けよう
どこかでそんな歌詞があったような気がします

何から伝えたらいいですか
そもそもあなたには届いてないけど

涙をこらえながら今日もカタカタ
ここで泣くと 怒られるので

いつも後ろから見てたから
指の動き方で気持ちがわかる

そんな単純な部下が 複雑を覚えた夜

既読って何ですか
もう読んでるけど 既読にはしてないよ

なんで

いつにも増して元気な文面
他人行儀

いつも通りだったら悴むよね

返してしまったら
もう全部終わってしまう気がして

なんでもない連絡を未読無視

報われなかったんでしょうか
私の気持ちは何だったんでしょうか

ただあなたに認められたかった
それだけなんでしょうか

抱いてくれても
認められなかった

覚えています
「俺が・・・だから自信持てよ」

覚えてませんでした
あなたは何をしてくれたんでしょう

部下として可愛がってくれてましたか?
「特別扱いしてますよね?」「してるよ」そんな会話を聞いたことがある
「特別扱いしてる時もあった」そんな言葉も聞いたことある
なんで

最後まで何を考えているかわからなかった
1番理解している人でありたかった
そんなポジションだと思っていた

誰か真意を教えてくれましたか
私が1番理解していなかった
「お前だけだよ 上手くいってないのは」

1つ1つの言葉が 嫌なくらい鮮明に思い出される
「このままいっても幸せにはなれない」
そんなこと 始める前から知っていた

分かってたうえで始めた 自分が醜かった

誰かのせいにするのは簡単ですね
愚痴ってみたところで「違う あの人は悪くない」
かばって私は何をしたんでしょうか

謝りたい
感謝を言いたい
どうせ去るなら隠して置きたかった

あなたに悪いようにはしたくない
好きでした

どうしようもなく好きでした

理解できなくても
自分が出せなくても
只々あなたを好いていました

今でも全部覚えています

赤い血が通っていないと思ったあなたも
この人も人間だ と思ったことも

助けてくれてた
守ってくれてた
なのになんで 信じることができなかった

たったそれだけでよかった
あなたに認められてる ただそれだけが感じていれれば
今もあなたのもとで あなたのために 生きることができていたでしょう

可笑しいかもしれません
まあ 可笑しいですしね
巻き込んでしまってごめんなさい
でも 巻き込まれたかったです

あなたに報いたかった
期待されてなくても 応えたかった
期待値を超えて 応えたかった

思い出される情景は
もうこれ以上晒したくない

そろそろこの思い出にそっと蓋を
自分1人じゃ生まれなかった事を
大事に想ってしまっておきたい

私も悪い
あなたも悪い
いつかまた 笑って駆け寄れる日を作れるように
今から私は動きます

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?