ベートーヴェンを毎日聴く33(2020年2月2日)
『ベートーヴェン/弦楽四重奏曲 第4番 ハ短調 op.18-4』 を聴いた。
ベートーヴェン最初の弦楽四重奏曲である作品18の中で最後に作られた作品。
調は「ハ短調」。
作品集を作るうえで、この「ハ短調」という調性を最後の最後まで取っておいたような気もする。
ハ短調は「ベートーヴェン作品における劇的な意味を持つ」調性。
「激しさ、憂い、不安な感情」が前面に現れるが、この作品では、さらになにか、悲しみの裏に秘められた美しさも感じる。
第1楽章を聴くだけで、わたしは感情が高ぶり、胸がいっぱいになり、CDのストップボタンを押してしまうことがたびたびある。
そして時折、調性は全く違うのだが、あの、モーツァルトの「ト短調交響曲」(第40番)のことを思い出すことがあるのだが、なぜだろうか。
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