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ベートーヴェンを毎日聴く

今年(2020年)は「ベートーヴェン生誕250周年」という、クラシック音楽ファンにとっては、記念すべき年だ。

「ベートーヴェンを毎日聴く」

クラシック音楽ファン、特にベートーヴェン・ファンである私にとって、これが2020年の目標である。

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「ベートーヴェンの曲をすべて聴いてみよう」

2019年10月、コンサートでヘンデルの「メサイア」を聴いている最中、突然、なぜか、こんな思いが頭の中を駆け巡ったのである。

「メサイア」がつまらなかったから、ベートーヴェンに意識が向かってしまったわけではない。

しびれるような、とても素晴らしい「メサイア」だった。

しかし、なぜだろう。。。。

まさに「救世主(メサイア)」からのお告げではないだろうか?

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ということで、「ベートーヴェンの曲をすべて聴く」ための下準備を始めた。しかし、有名作曲家であるベートーヴェンとはいえ、その作品の中には、今では演奏されなかったり、CDでも出ていなくて、聴くことが困難なものが存在することがわかった。

なので

「作品番号(Op)がついたものを、その番号の順番で、元日から欠かさず毎日聴く」

という、すこしレベルダウンではあるが、目標設定をすることにした。

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ベートーヴェンの作品番号(Op)は全部で138まであるが、Op.1-1、Op.1-2というように、複数に分かれてるものがあるので、それらを累計すると171となる。171曲を元旦から毎日欠かさず1曲つづ聴くと、171日目は6月19日。約半年に渡ってベートーヴェンを聴き続けることになる。

いくら大好きなベートーヴェンでも、毎日聴くという経験はない。

そもそも毎日続けられるのか?

ただでさえ、物事を続けることができない性格である。

でも、6月19日には、無事171曲を聴き終えるという目標を達成することができたのである。

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『続けると習慣に転化する』

物事が続かない、という自分を変えるために読んだ、様々な本の中で共通に書かれていたことだ。

かなりの出費であったが、まず、80枚組のベートーヴェン作品全集のCDを購入した。

これだけ出費したのだから元は取らなければならない。

そして毎日、聴いたベートーヴェンの曲についてTwitterにUPすることにした。

いわば、世間に対して約束である。

続けるためには、後に引けない状況に自らを追い込むことが重要な要素である。

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そのようにして、なんとか目標を達成。

継続することが習慣化することが間違いがないことであることが、自ら証明できたのがうれしい。

まあ、大好きなベートーヴェンだったから続けられたということもあるのだが。

ベートーヴェンに毎日触れるために、単に曲を聴くだけでなく、その作品に関することについて本を読み、深く知ることができたことも大きい成果である。

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毎日、その記録としてTwitterにUPしていたが、「あの作品をどう呟いたっけ?」と、後から振り返るのが、なかなか面倒なことがわかった。

2020年もすでに8月。

激動の2020年前半に取り組んだ習慣を振り返りながら、ここにもまとめて残しておこうと思う。

なお、「ベートーヴェンを毎日聴く」は、今でも継続中である。

171曲以外の「すべての曲を聴く」ことを目標として。

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