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ボスとリーダー、どちらになるか 部下への接し方

今回は、イギリスの百貨店セルフリッジの創業者の言葉をご紹介します。国際百貨店サミットで2度の受賞を受けた唯一の百貨店である創業者ハリー・ゴードン・セルフリッジは、こんな言葉を残しています。また、トヨタ自動車の労使協議会でも取り扱われた有名な言葉です。
 
The boss drives his men; the leader coaches them.
ボスは部下をせきたて、リーダーは部下を指導する。
The boss depends upon authority, the leader on goodwill.
ボスは権威に頼り、リーダーは好意に頼る。
The boss inspires fear; the leader inspires enthusiasm.
ボスは恐怖を煽り、リーダーは情熱を沸かせる。
The boss says "I"; the leader, "we."
ボスは「私」と言い、リーダーは「私たち」と言う。
The boss fixes the blame for the breakdown; the leader fixes the breakdown.
ボスは失敗を非難するが、リーダーは間違いを改善する。
The boss knows how it is done; the leader shows how.
ボスは方法を知っていて、リーダーは方法を示す。
The boss says "Go"; the leader says "Let's go!"
ボスは「やれ」と命じ、リーダーは「やろう」と言う。
The customer is always right.
顧客は常に正しい。
 
  現在はこれらの言葉に、後世の人々がいくつか付け加えた言葉が世の中に伝わっています。彼はボスでなくリーダーであることで成功したと言われています。
日本海軍軍人であった山本五十六も「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」という言葉を残しています。
 
目標達成を行うことのできる人材は、組織のリーダーに必要です。組織は多くの人間で成り立っています。すべての職員が同じ能力を持ち、同じ成果を納めることは不可能です。部下とコミュニケーションを取り、自ら行動し、情報共有ができるリーダーは組織で能力を発揮します。大局を動かし、組織を成長させることができるでしょう。
 

余談ですが、セルフリッジは賭博やショーガールに多くの財産をつぎ込んでいます。人間、全てが完璧とはいきません。今回比較対象になったボスが全て悪いとも、リーダーが全て正しいとは言い切れません。場面によっては、効果的な役割や必要とされるパフォーマンスは変わるでしょう。
私たちは日々生活する中で、様々なライフイベントがあり精神的・肉体的に落ち込むこともあります。それでも仕事はしなければなりません。だからこそ、俯瞰で物事を判断できるリーダーが必要なのでしょう。
 
スタッフの教育や指導については、多くの先生方が悩んでいる事柄だと思います。ともに、貴院が目指す医院の実現に向けて改善策を考えてまいります。何か、お悩みのことがありましたらご相談ください。


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