摂食障害の長い長いトンネルを抜けて～元摂食障害当事者からのメッセージ～358

「何か、由希も先生と同じくらい真剣に私のことを考えてくれているのかもしれない、って思うと本当に感謝しかないし、人と繋がることの大切さを改めて感じることが出来たんですよね」

なるほどね。妹さんとお会いして、いろいろな言葉をかけてもらったり、話をする中でたくさんの『気付き』があったようですし、『人との繋がり』の大切さも感じられたようで、充実した休日を過ごされたようですね。

「そうですね、本当にいろいろなことに気付くことが出来たと思うし、それはやっぱり人と話をしたり、話を聞いてもらったりすることで気付くことが出来たんだな、って思うんです。私、一人で家にいるときも、いろいろ考えることはあるんですけど、でも『人との繋がり』のもたらすものの大きさ、みたいなことを改めて感じた気がします」

そうですか、それは何よりです。自分一人でいろいろなことを考えることは、それはそれで大切なことなのですが、やはり人と話をしたり、話を聞いてもらったりすることで、自分のことを客観的に捉えることが出来たり、自分にはなかった視点で物事を考えることが出来たりする場合がありますから、そういった意味でも『人との繋がり』というのは大切なことなのです。もちろん、人とのコミュニケーション自体が楽しい、ということもありますけれど、悩みを打ち明けたりすることでその人とより親しくなれる、ということもあると思いますよ。

「本当にそうですね。人とのコミュニケーションが楽しいことなんて、すっかり忘れていました。先生、それから次の週末には、大学の時の友達にも会ったんです」

友達にもお会いしたのですね。

「そうなんです。私、摂食障害になってしまってからというもの、そのことを友達には言ってなかった、っていうか言えなかったので、もう何年も友達には会っていなかったんです。だけど、妹の由希に会ったことで『人との繋がり』の大切さ、みたいなことを感じたので、久しぶりに連絡を取って会ってもらえることになったんです」

そうですか。久しぶりにお会いして、いかがでしたか。

今日もありがとうございます。