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「食べたい」気持ちと、どう向き合うか

みなさん、こんばんは。今日は、「食べたい」気持ちと、どう向き合ったらいいのか、みたいなことについて書きたいと思います。

「食べたい」

「食べたい」

「食べたい・・・」

摂食障害真っ只中のときは、何度となく悩まされる「欲求」ではないでしょうか。

以前の私も、

「食べたくて、食べたくて、食べたくて・・・」1日中、常に、四六時中。食べ物のことばかり考えていました。

「今日は、○○買って帰ろう」

「今日は○○食べよう(過食しよう)」

そう考えることが、始めは楽しみだったのですが、だんだん「食べる」ことが頭から離れなくなり、考えない、ということができなくなっていきました。

そうなると、「楽しみ」という感覚は薄れて、「食べたい」に憑りつかれたようになり、気が狂いそうになりました。

そんな「食べたい」気持ちと、どう向き合えばいいのでしょうか。

以前にも記事にしましたが、たとえ過食嘔吐でも、食べることが怖くても、それでも「食べる」と決めたときには、食べたい物を食べてほしいなぁ・・・って思います。

「食べる」ことについて、思うこと② ⇩

私の経験上、食べたい物は、我慢せずに食べることをお勧めします。たとえ過食嘔吐であっても、「どうせ吐くんだから・・・」とか、「勿体ない」などとは考えずに、本当に食べたい物を選んで、(自分の身体のため、自分の欲求のために)食べてあげてください。

もし、過食嘔吐などの、排泄行為を伴わないとしても、食べてあげてください。いずれ、何かしら食べるのであれば、カロリーとか、糖質とか、そんなもろもろよりも、「食べたい物」を優先させてあげてください。

なぜ私が、そう考えるのかということを以下に書きたいと思います。

1 類似品で代用し続けると、いつか必ず本物が欲しくなる

例えば、スイーツ。

「本当は、○○のガトーショコラが食べたいけれど、ちょっと遠いし、高いし・・・コンビニスイーツにしとこう」

こんなことは、普通にあると思いますが、もしもどこかのお店の○○が食べたい!って思ったら、毎回じゃなくてもいいので、必ず○○を食べる機会を作ってください。いつもいつもコンビニスイーツで代用していると、いつまでたっても自分自身の身体や心の欲求は満たされません。そうすると、いつまでも「食べたい」に終わりが来ないのです。

摂食障害で悩んでいるみなさんは、おそらく「食べたい」「痩せたい」以外にも、満たされない思いをいくつも抱えていることだと思います。そして、その「満たされない思い」を言葉にすることすら、できていないのではないでしょうか。そんな中で、自分の身体や心が必死になって「食べたい」って訴えているのです。言葉にして、表現しているのです。そんな、数少ない「欲求」くらいは、聞いてあげてください。

物(物欲)もそうだと思います。

「○○のバッグが欲しいけど、ちょっと高くて買えないから・・・まあ、仕方ないから似ているこれにしとこう」なんてことは良くあることだと思います。でも、

「いつかは、本当に欲しかった○○のバッグ絶対買う!」とか、あるいは

「似てるけど違うの買ったら、余計に○○が欲しくなって、結局買っちゃった」

みたいなことって、ありませんか?

本当に「食べたい物」は、なるべく食べるようにしてみてください。

「いつ」というお約束はできませんが、そういう経験を積み重ねることで、「食べたい」に終わりが来ることがあると思います。

2 「欲求を満たす」を怠ると、欲求が永遠に続く

小さなことでも、「欲求」を満たさないことが続くと、いつまでたってもその「欲求」から逃れられなくなってしまいます。

例えば、摂食障害とは無縁の「ふつう」の人が、普段はいろいろな理由で満足な食生活を送れていない(お腹いっぱい食べられない)とします。たまに、バイキングに行ったり、あるいは誰かにご馳走になったりするときには、朝から何も食べないで、「お腹空けときました!」みたいなことは普通にあると思います。「ふつう」の人も、たまには「爆食べ」することによって、自然と食欲のバランスを取っているのです。

余り良い例ではなかったかもしれませんが、「食べたい」気持ちも、毎回ではなくても満たしてあげないと、上記「1」と同じように「食べたい」に終わりが来ないのです。

摂食障害は、「痩せたい」「食べたい」、あるいは「食べたくない」という気持ちと、どう向き合っていくのか・・・ということがポイントだと思っています。

そんな中で、「食べたい」気持ちには、毎回でなくても「食べる」ことと、「食べたい物を食べる」ことで、答えてあげてください。


今日もありがとうございました。

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