紫藤廬2

昔のできごとですが。

もうだいぶ昔の話だが、台灣に中国茶を求めて旅行に行ったことがある。15、6年も前だから、今とはだいぶ違っているかもしれない。臺北は少し大阪に似た空気を醸し出していた。雑多な建物、市場の賑わい、ごった返した人々の群れ、そして、食文化の豊かさを知った。

中国茶といえば、大陸の岩茶、龍井茶(ろんじんちゃ)などが有名だが、台灣もまた数々の茶が存在する。東方美人茶、阿里山高山茶、凍頂烏龍茶、ぼくの大好きな文山包種茶などの茶の種類がある。

日本で言えば、宇治茶、知覧茶、川根茶など、産地で味や香りが違うように、台灣の烏龍茶も、採取された土地によって、違うのだ。

茶を淹れて飲むところは実はそれほど多くない。日本でも数は少ないが、台灣もまた烏龍茶はよく飲まれてはいるが、日本と同様、日常の飲み物で、お店で飲むものではないのかもしれない。

紫藤廬。中国茶を淹れてくれるお店に行ってみた。茶藝館という。独特の茶器を使って烏龍茶を飲むのだが、香りがとにかく豊かだった印象が強い。今はだいぶんと建物も変わってしまったそうだが、その昔訪れた時には、見出し写真の佇まいだった。

少しピントが合っていないが、上の写真のような設えだった。


この建物は曰(いわく)があるので、もしよければ調べていただいたら面白いだろう。


中国茶のカフェもまた素敵で大好きだ。



続きがあるかもしれませんが、今日はここまで。

#エッセイ #コラム #台湾 #烏龍茶 #旅 #日記 #カフェ #茶藝館

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