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決断力 即決する力

最近また新しい考えに触れることができました。

それは、即決すること、つまり即決断することが持つ力についてです。

即決していないシーンというのは、日常で思い当たることが多いのではないでしょうか。「ちょっと考えさせて」「追って連絡します」「検討させて頂下さい」といた類のものですね。

一見割の良い返事をしているように見えますが、実際のところやっていることは、決断を先延ばしにしているということです。これは、「今は決断しない」という決断をしていると言い換えることができます。

もしこれが、本当にただの先延ばし行為だとすると、先延ばしにしている間は物事がなにも前には進まない、停滞の時間を生んでしまうことになります。つまり、「人生を無駄に過ごす」という決断をしていることになるのです。

自分の中だけの話ならまだマシですが、相手が絡むことであれば、相手の時間も無駄にしてしまう、時間ドロボーになっている可能性もあるかも知れません。

人は1日に1000以上もの決断をしていると言われており、無意識のうちにそのいくつかを先延ばしにしているとしたら、無駄にしている時間は計り知れません。以前ここで書いた、「消費」と「投資」の中の言葉を用いると、果てしない時間を「消費」してしまっていると言えます。

Think clearly(ロルフ・ドベリ (著), 安原実津 (翻訳) サンマーク出版)の中でも、「5秒でNoと言え」といったことが書かれており、同じく人生に無駄なものを持ち込まないための、重要な思考であると言えます。

ただ、即決が全て正解ということではなく、意識的にこれをやっておくことで、「これは考えるべき」という決断が正確にできるようになる、ということも言えるでしょう。


今は割と有効に使える時間が多い中で、極力余計なものを持ち込まないように、即決即断していきたいですね。頭の中のハードディスクの空き容量を確保する、みたいなイメージでしょうか。

自分がもたついている間にも、時間軸は前に進んでいきます。そこには大きなチャンスも紛れているかも知れません。


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