Photo by tamochaos 昨日、喫茶店で(140字小説*23) 2 七戸健太郎 2019年8月15日 09:00 JAZZ喫茶の床に、仰向けの蝉がいた。客の鞄か服にでも着いて入ってきたのだろうか。少し動く。まだ生きているようだ。僕はティッシュで蝉を包み、店の外の路地の木の根元に蝉を置く。蝉の死に場所としてふさわしいと思ったのだ。「JAZZを聴きながら死にたかったのに」そう呟き、蝉は息絶えた。 #140字小説 #掌編小説 #超短編小説 #日記 #創作小説 #JAZZ ダウンロード copy #日記 #夏 #掌編小説 #超短編小説 #jazz #140字小説 #創作小説 2 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート