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エステ体験に行ったらHSP気質発揮しすぎたお話

 近頃SNSやYouTubeでよく見かけるようになった、エステサロンや脱毛サロンの体験版の広告。

 実際のメニューに近い内容でカウンセリングもしっかり行ってくれる。入会後は1回10,000円以上のメニューがその日限りで500〜2,000円の破格で体験できる!
 というなんと魅力的なお話。

 その気になりやすい(押しに弱い)わたしも、Instagramの広告に釣られて気軽な気持ちで行ってみました。

 そのとき感じた気持ちや得た美容情報なんかも書いていこうと思います✒


※この記事はエステサロンをdisるものでも、エステティシャンの方をけなすものでも、エステ体験を反対するものでもないです。
 読み方としては、似たような気持ちになったことがあるひとの共感の要素だったり、興味あるけど気にしいな気質なひとの参考だったりにしていただけたらいいなあと思います。
 その視点で読んでいただけるとうれしいです^^

※HSP気質という表現については、本やネットでの診断基準の項目を読んで 当てはまることが多かったので、自己分析したうえで書いています。


~最初のカウンセリング時~

 今回わたしが体験に行ったのは、痩身コースのエステでした。(サロン名は控えます)

 体験申し込みに至った経緯は、以下です。
 ・Instagramの広告で流れてきた
 ・体験版の価格の安さに惹かれた
 ・痩身コースは受けたことなく興味があった
 ・体験なら…と軽い気持ちで申し込みしてみた

 そういう体験とか無料カウンセリングの広告でよく見るのが、
【勧誘は一切なし!】
 の文字ですね。

 わたしはあんまり信じていなくて(笑)、
「カウンセリングするってことは多少の押しはあるだろうな~」
 と思ったけれど、入会する気にならなかったら断れば問題ないし…
 と思い予約をしました。(これが浅はかな行動)

 予約当日、サロンにつくとまず小さめの個室に通されました。
 テーブル1つと、テーブルを挟んで1つずつ椅子が設置されているカウンセリングルームでした。

 若めのエステティシャンの方が来てくれて、上着を預かり、飲み物を出してくれました。

 少しゆっくりしていると、さっきのエステティシャンの子とは別の、チーフ?みたいな役職が書かれている方がやってきて、当日のコース内容や体験料金の確認をしてくれました。
 諸々了承して、カウンセリングがはじまりました。

 エステを行う上での同意書を読まされサインを書き、もし本日契約される場合は~と支払い方法などの説明がありました。

 施術前のカウンセリングは、1時間前後だったと思います。

 痩身エステの特徴、脂肪についての知識、痩せるための順序、実際にそのエステに通って痩せた人たちのデータなど、そのエステの魅力についての説明がされました。

 いまの自分の現状もヒヤリングされます。
 ・身長、体重、体脂肪率(体脂肪率なんて把握してないよね)
 ・食生活や運動の有無
 ・痩せたい部位
 ・いつまでに何キロ痩せたいか…など

 痩せたい欲があるから来ているわけだし、紙に出されたら…理想の数字を書きますよね。

 それをもとにした質問がはじまります。
 そこからがHSP発揮しまくりでしんどかったです。

カウンセリングでの会話

『』:エステティシャンの方
→:わたし


『お酒はどんなお酒を飲みますか?』
 →(太りやすいお酒って思われるかな…)ビールとか…ハイボールを…

『おうちで飲むんですか?お外ですか?』
 →家が多いですかね…

『だれかとではなくひとりで?』
 →(どういう意図の質問だろ…)はい…

『痩せたい部位は脚、太もも、腰回りと書いていただいてますけど、どのくらい前から気になってましたか?』
 →夏…肌を出したときですかね(これで足出してたのかとか思われるかな…)

『そこから…3か月くらい経ってますけどご自身でなにかケアとか、ほかのエステに行かれたり、してますか?』
 →(意識低いって思われるかな…)マッサージくらい…ですかね

『マッサージで効果でましたか?』
 →(ううぅぅ…)出てないと思います~


 こんな感じでカウンセリングも途中から自分の相談よりも、相手にどう思われるか・どう見られているかが気になってしまい、話したくなくなってきていました。

 カウンセリングとしては、適切なアドバイスやコースの提案をするために顧客の状態をヒヤリングしているのだと思います。

 しかしこちらは初対面しかももう二度と会わないかもしれない相手にすら
どう見られているのかが気になって、メインの話に集中できなくなってしまったのです。

 個室もドアを閉めた状態で居心地が悪く、とくにこちらから会話を広げることもなく施術へと進めてもらいました。

 こっちは顧客として来ているのだし、相手にも悪意はまったくないのだから、そんなこと気にせずに堂々としていればいいのに、こういったことが無性に気になってしまいます。

 ”不快”というわけではなくて、”傷ついて”しまうんですよね。そしてどっと疲れます。

 いま当時を振り返って書いていて我ながら繊細だなあと苦笑いしています。

~施術時~

 カウンセリングが終わり、メインの施術体験へ。

 驚いたのが、格安の体験版なのにちゃんと実際のコース1回分とほぼ同じ内容・時間の施術をしてくれるということです。

 施術を担当してくれた若いエステティシャンの方は、口調も手つきも丁寧で圧もなく、必要なことだけをわかりやすく説明してくれるような方でした。(こういうスタッフさんだととても気が楽です。)

 痩身コースなので、まず体重と、部位ごとの体脂肪率を計りました。

 体脂肪率は体重計で簡易的に計ったことはあるけれど、部位ごとに計るのははじめて!

 事前のカウンセリング時にチーフっぽい方に
○○%を超えているとはっきり言って、肥満です
あとで計るのでこの数字を覚えていてください
 と言われていたのですっかり萎縮してました。笑

 いざ計ると、部位によってはその数値をギリ超えていたので大ショック!!笑

 そのときのわたしの気持ち。

(あぁ、最後のカウンセリングでこれを理由に勧誘される…)
(てかシンプルにショック…肥満だ…)
(このお姉さんもわたしのこと肥満だと思うのかな…)
(もう恥ずかしい…)

 こんな感じですっかり楽しくなくなっていました。笑
 広告を見つけたときは美意識が上がって、わくわくしながら申し込んだのに、カウンセリングと計測ですっかり元気なくなってしまいました。
 こういうこともよくあります。

 施術前にサンプルとして写真を撮られます。(嫌だったら断れるのかな?)

 施術中は、
「こうしたら痩せやすいですよ~」とか、
「お客様はここは痩せやすそうですがここは痩せにくそうなので、これを意識してみてください~」とか
「代謝いいですね~」とか、具体的なアドバイスをいただいたり、褒められる場所は褒めていただいたりとしていたので、なるほどな~ってリラックスしながら聞いてました。

 機械でのマッサージだったので、痛いけど効いてるかんじがして個人的には良かったです。

 最後に筋肉運動のEMSの機械をつけて数十分放置するコースがあったのですが、これがつらかったです。

「リラックスしていてくださいね~^^」
 と言われたけれど、代謝良好+じっとしてられないわたしにとってはけっこう苦痛の時間帯でした。
 感じ方はひとそれぞれなのであくまでわたしの場合ですが、これが苦痛で
「この痩身コースは契約しないだろうな…」
 と考えながら耐えてました。

 やっと終わってお水をいただいて、シャワーで体をきれいにして、最後また体重・体脂肪率の計測をします。

 体験後の写真も撮られました。

 結果はなんと数十分前と数値と見た目に変化があってびっくり!

 これは単純にうれしかったです。

 着替えをして施術は終了です。
 つらそうなことばっかり書いてしまいましたがよかった点をまとめると、

・EMS以外の施術はあったかくて心地よかった
・代謝も上がって汗もたくさんかけてスッキリ
・じぶんの体のことも知れた
・美容の知識もすこし教えてもらえた
・美意識は全体的にあがる

 と、全体的に満足でした◎◎

~最終カウンセリング時~

 最後もう一度はじめに通されたカウンセリングルームに案内され、はじめにカウンセリングをしてくれた方がやってきて、
「いかがでしたか~?」
 という風にクロージングがはじまりました。

 勧誘なし!とうたっていても、あちらも商売なので多少の誘導があることはわかっています。

おはる様に痩せたい、という意識があるのであれば、わたしたちもぜひ協力して差し上げたいので、ご予算にあった無理のないプランをご紹介させていただきますよ?

 といった感じでした。
 微妙に圧はあるけど、いちおう寄り添う感じで言われてました。
 言われたわたしはいうと、

(美意識ないと思われる…いちおうあるのに…)
(でも今日契約する気はない…だってつらかったし)
(なんて言って断ろう…美意識ないとry)
(予算も、お金ないと思われる…実際月×万円も払う余裕はないし…)

 と、責められてもないのに部屋の圧迫感と相まって、居心地が悪くなって早く帰りたかったです。

 気にしいに加えて変にプライドが高く、でも押しに弱くてもう大変です。

 すぐには断れず、<体験者の声>みたいな「痩身コースを完了して何キロ痩せました!」という利用者の声の資料を読まされました。

『コースの料金表見てみます?』
『この中だったらどれがいいですか?』
『どのくらいのコースなら月々通えそうですか?』
 と話も進められ、断れず適当に指をさしたりしてました。(するな)

(あぁ…断るからこのひとにとっても時間の無駄だった😠とか思われるだろうなぁ…)
 って気持ちでした。

 やっと
「とりあえず今日は契約する予定はないですー…」
 と言うと、すぐにお見送りとなりました。はじめから言えばよかった。いや、言ったかな?

 お見送り時は契約しなかった気まずさで早く立ち去りたかったのに、エレベーターがなかなか来なくてつらかった…笑

 わたしもサービス業経験があるので理解できますが、頭で理解はしていても心は反応してしまうので、帰り際までHSP気質を発揮してしんどかったです。

総合してなにがしんどかったか。

 悪口みたいになってしまいましたが…エステサロンが悪いという話ではないです。

 上でも書きましたが、サービス業・接客業をやっていたこともあるので、営業の感じや販促のためのトークもテクニックも身に着けるべきなのも理解しています。
 ただ、それをどう感じるかはひとそれぞれであって、わたしはこう思ったという話です。

 わたし的しんどpointだったのはこちら。

・強めの口調やトークの持っていき方に圧倒されてしまった
・スタッフさんにどう思われているか気になってしまった

・断れないまま話が進んでいった

 だらだらとたくさん書きましたがまとめるとこの3つでした。

 美容は好きなのでこれも経験として覚えておいて、自分にあったサロンを見つけて通いたいと思います。

 わたしのような気質を持つ人が美容室、サロン、病院…など、気に入って通う場所を見つけるのは時間がかかるし失敗もします。

 そのたびにちょっぴり疲れたり、行くことすらおっくうになったりしますよね。

 わたしも病院は苦手です。
 今回のようなケースもあるし、美容室も何年も新規客で転々としてやっと通えそうなところを見つける、そんなかんじでやっています。

 いまはホームケア用品や、セルフケアできるサロンも増えているようです。そちらも興味があるので、機会があったらそっちの体験もしてみようと思います。


 今回はこんな形で普段の生活で感じたことを素直に記録してみました。

 理解できないな って部分も価値観によってはもちろんあると思います。ただ、これもひとつの価値観であることは同じなので、受け流してもらえると助かります。
 おなじような経験がある人には、共感してもらえたらうれしいです。


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