【本が気づかせてくれたこと】 運の捉え方 (運転者 喜多川泰 著)
お疲れ様です。
会社員として働きながら、地域活性化の活動に携わらせていただいております、静岡県在住の25歳のたまといいます。
今日は【本が気づかせてくれたこと】
喜多川泰さんの「運転者」という本です。
喜多川泰さんは、”自己啓発小説の旗手”と謳われ、国内外から高い評価を集める作家さんです。
彼の作品の特徴は、人生をより良く生きるために大切な教訓を、物語形式で描いていくこと。自己啓発に近いものがありますが、物語形式なので非常に読みやすいです。
この「運転手」という作品は「運」というものに対する考え方のお話です。
《読んだ後の変化》
・周囲の方に対する感謝が大きくなる
・自分の人生は、自分で変える、自分で変えられるもの、と前向きな気持ちになる
・小さな幸せに気づくようになる
・自分が努力していることは、必ず活きると信じられるようになる
・あらゆる出来事を肯定的に捉えられるようになる
それでは、本の内容について少し触れていきます。
《本の中で描かれるメッセージ》
さてみなさんは、自分は
「運がいい」と思いますか?
「運が悪い」と思いますか?
普通「運」は、このように「良い」「悪い」で表現しますよね
でもこの本では
「運」は「貯めて」「使う」もの
と表現されています。
そう、ポイントカードと同じです。
ポイントカードって、貯めてからじゃないと使えませんよね。
運も同じ。
運は後払いです。何もしていないのに良いことが起こったりしないんです。
周囲から「運が良い」と思われている人は、貯めた運を使っているだけ。
毎日正しく生きていれば、必ず少しずつ運は溜まっていきます。
そして、実は意図的に運を貯める方法もあります。
それは
「誰かのために時間を使うこと」
人のために何かをすることで、運は貯まります。
そしてもう一つ大事なことが書かれています。
「幸運に気づける人」と「幸運に気付けない人」
「幸運」に気付けない人は、せっかく運が溜まっていてもそれを使うチャンスを逃してしまいます。
では、どうしたら「幸運」のチャンスに気づけるのでしょうか。
それは
上機嫌でいること
上機嫌でいると、幸運へのアンテナが高くなります。
だから、チャンスが来た時にその幸運を掴み取ることができるのです。
《本が気づかせてくれたこと》
みなさんは、この「運」に対する捉え方に触れて、どう思いましたか。
私は、すっと腑に落ちました。
と言うのも、最近「自責」の重要性をすごく感じるからです。
「自責」とは、「自分に責任や原因があるとする考え方」です。
私は約1年前のある出来事をきっかけに、人生が180度近く変わりました。
すごくいろんなことに興味を持つようになり、行動するようになり、新しい人に出会い、たくさんのことを学ばせていただきました。
同時に、自分の浅はかな判断により失ったものもあります。
ただ、今はそれも全て経験だと思えるようになりました。
今の自分は、過去の自分の行動の成績表
全てのことは、自分で判断してきたはずです。
「いや、あの時はそうせざるを得ない状況だった」と思うかもしれません。
でも本当は、特に社会人になってからは、自分に選択権がないと思われる状況だったとしても、本当は、自分の弱さや考えの甘さで選べなかっただけだと思います。ただ、これは今だから過去を振り返ってそう言えるだけで、当時はそんな余裕はありませんでしたし、今その状況に戻ったら絶対に違う選択をできるかと聞かれたら、100%「はい」と言い切れません。
自分の人生は自分で決める。
まだまだできていない部分ばかりですが、それでも、この1年でこの自責思考というものが身についてきたと思います。
よく、「良い行いをしていれば神様がみていてくれる、助けてくれる」
と言います。私は神様の存在を否定してはいませんし、この考えも本当だと思います。
ただあらゆることをこの考えに頼ってしまうと、うまくいかなかった時に神様のせいにしてしまうのが嫌なんです。
それに、この1年で、自分次第で価値観も出会う人も変わり、人生が変わることを実感しました。そして、行動すればするほど良いことも悪いことも経験すると学びました。これは私の行動の結果です。
だからきっと運も、
”自分で”貯めて、使うもの なんだと思います。
そして、
「幸運のチャンス」に気付けるのは「上機嫌の人」
こちらも、ハッと気付かされると同時に、すんなりと入ってきました。
みなさんも経験ありませんか?
上機嫌の時は、視野が広くなって小さなことによく気づき、心にも余裕ができる。
反対に機嫌が悪い時は、視野が狭くなって、自分のことで精一杯になる。
私はこういうこと、よくあります。
また、他の人に優しくできるのは、心に余裕がある時ではないでしょうか。
上機嫌でいる→心にゆとりができる→他の人に優しくできる
→運が貯まる
このようなサイクルがあると思っています。
同時に、自分で自分の機嫌を取ることの大切さを改めて感じました。
でも、常に上機嫌でいるって、そう簡単ではないですよね。
私もできません。
ただ、上機嫌でいるために努力できることってあると思います。
「笑顔」でいること。
最初は意識してでも良いんです。
少しだけ私の実体験をお話しさせてください。
私、高校2年生になった時、同じクラスに、なぜかすごく惹かれる女の子がいたんです。
「わぁ!この子みたいになりたい!」と心から思いました。
それで、「私はこの子のどこに惹かれているんだろう」と考えた時、「笑顔」だったんです。その子の笑顔と、その笑顔から生まれるその子全体の雰囲気は、周囲を和ませ、笑顔にする力がありました。
だから「私も真似しよう」と思って、最初は意識して笑顔を作っていました。そしたら、それを続けるうちに自然に笑顔が出るようになって、そしたら性格も明るくなってポジティブになりました。今では笑顔を褒めていただけることが多く、本当に嬉しいです。
最初は意識してでも、自分が笑顔でいると、相手も笑顔になってくれる。
そうすると、いつの間にか自分の笑顔が心から笑顔に変わっていることに気づきます。
笑顔の力って本当にすごいんです!
笑顔のは、上機嫌になります。だから楽しくなってもっと笑顔になります。
だから、大変な時、辛い時こそ、笑顔を意識してみてください。きっと良い方向に物事が変化していきます。
余談ですが、私は三人組女性バンド「SHISHAMO」さんが好きです。
SHISHAMOさんの曲で「笑顔のおまじない」と言う曲があって、その歌詞の中ですごく好きな部分があります。
辛い時こそ、私はこの曲を聴きます。
ぜひ一度聞いてみてください。
《最後に》
「運転者」にはここに書いたこと以外にももっとたくさんの気づきを与えてくれます。印象的で素敵な言葉がたくさん出てきます。
物語の主人公は、一台の不思議なタクシーに出会い、人生が変わっていくわけですが、キーパーソンとなるのは、そのタクシーの運転手です。
このタクシー運転手は、主人公の運を転ずるためのお手伝いをしてくれる
「運転者」です。
振り返ると、私の人生の転機は常に人でした。たくさんの方に助けていただいて今の私があります。
だからこそ、私も、誰かの人生をより良くできるお手伝いが出来る人になりたいと思うようになりました。
私も、誰かの「運転者」に。
そのためには、知識も、スキルも、経験も身につけなければいけません。このnoteも、表現するための練習です。
少しずつ、少しずつ頑張ります。
最後までお読みいただきありがとうございました!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?