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人生脚本は幼少期に構築される①子ども時代にできた思い込みは、大人になってからもなかなか消えない。

昨日まで、
大きな事件の犯罪者は幼少期に
問題があるという話をしましたが
「問題」は自然に出来るものではなく、
親が作り出しているものです。

そして、以前に書きましたが、
親の言葉が脳に刷りこまれるという話をしました。

ただ、言葉だけではなく、
親の態度にも問題の原因があります。

一番わかりやすいのが、夫婦喧嘩。
ののしりあう言葉もですが、
取っ組み合いにでもなれば、
その態度もシッカリと脳裏刷り込まれます。

大人になって暴力を行うのも、
暴力という事が正しいと脳に刷り込まれているからです。

こうした非言語メッセージが
子どもに与える影響とはいかなるものか???

例えば、仕事から帰ってきて、
育児と家事でクタクタに疲れているときに
子どもに「ねえねえ、これ何?」としつこく聞かれ、

何気なく「知らない」と
冷たく答えてしまう事ありませんか?
大人であれば、
疲れているときに声かけて
悪かったなぁと思うかもしれませんが、
子どもはそんなこと、
さすがに考えられません。

なにが一番問題なのかといえば、
子どもは「知らない」という言葉だけではなく、
投げやりに答える親の態度
ショックを受けているのです。

親に「近寄らないで」と
拒絶されているように感じているのです。

これはどういうことかといえば、
親に対して「近寄ってはいけない」
という禁止令を自分に課してしまい、
自分に「~するな」と命令を下しているのです。

こうなると、

次のステップは、
親の機嫌を損ねないためには、
親にあまり甘えないほうがいいのかな、

と子ども心に感じ、
いつも親の顔色を伺い、
距離をおいてしまう子になってしまう可能性があるのです。

大人からすれば「まさか」なのですが、
これはいわば子どもの「思い込み」です。

自らの行動を制限することで、
親の愛を必死で得ようとする、
生存本能によるものです。

子ども時代にできた思い込みは、
大人になってからもなかなか消えません。

0~6歳までの脳は良いことも悪いことも全て刷り込まれます。

その結果、
たとえば「近寄るな」禁止令を持った子は、
大人になってもまわりの人と
コミュニケーションをとるのが苦手で、
いつも一人で行動するようになってしまう。

そういう人生を歩んでしまいます。

子どもの思い込みから生まれる禁止令ですが、
子どもによって当然、違いはあります。

認知の仕方は子どもそれぞれ違うので、
親の行動によって子どもがどう受け取るかは様々です。

また、その時の状況にもよりけりで、
その場で判断は出来ないので、
やはり、良くない非言語メッセージ(態度)は
行わないにこしたことはないですよね。

明日からは、代表的な禁止令を話したいと思います。
子どもに当てはめるのではなく、
自分に当てはめて読んでいただけると、
分かりやすいと思います。


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