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政府が中学校の休日の部活動を“地域団体”に移行する方針

スポーツ庁で有識者会議が行われ、
中学校の部活動の様子が大きく変わるかもしれない。
政府は、休日の部活動を
地域のスポーツクラブなどに
段階的に移行していく方針を示しているとの
ニュースが飛び込んできましたね。

学校によっては、
すでに平日は学校の顧問の教員が、
土日は外部コーチが指導しているところもあるようです。
その学校は、この取り組みにより、
教員の労働環境が大きく改善したとのこと。

こういう、事例があるのであれば、
それをまねして、各学校でやればよい。

政府が中学校の休日の部活動を
“地域団体”に移行する方針 「信頼のおける先生がいい」との声も

そもそも、この部活というものは、
生徒指導上、生徒を部活に集中させる方が、
放課後や休日に悪さをしないから都合が良い
というのが根底にある発想だと思います。

以前にも、話をしたように学校物の
ドラマや映画の影響もあるように思います。

1965年の『青春とはなんだ』

1972年の『飛び出せ!青春』1974年の『われら青春!』

現在50~60代の方は、みんな見ていたと思います。

また、最近では、全日本柔道連盟が
「行き過ぎた勝利至上主義が散見される」として、
小学生の全国大会の廃止を決め、反響を呼びました。
勝ち負けだけではないスポーツの魅力と
あり方を見直そうというものです。

これはこれで素晴らしいことですが、
なあなあになりそうな気がする。

政府が中学校の休日の部活動に関して、
考えることも不思議な話。
どうせ、ここには昔ながらの頭の古いお方が
いっぱいいるわけですから、
根性論を持ち出しそうです。

一番簡単な解決方法は、
給特法を改正することです。
公務員だから、ただ働きしろということ自体が
おかしいではないですか?

給特法
公立学校の教員の給与について定めた法律。 「公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法」の略称。 1971年に制定された。 教員の仕事は勤務時間の管理が難しいという特殊性を考慮し、休日勤務手当や時間外勤務手当などを支給しない代わりに給料月額の4パーセントを教職調整額として支払うことを定めている。

https://softtennis-blog.com/teacher-kyutokuhou-202009

給特法とは?元教員がわかりやすく解説【残業代は月給の4%】

給特法を改正が難しければ、
今の教員を単純に倍にすればよい。
これも簡単に金で解決する。

熱血先生もいることは否定しないが、
現状、部活を嫌がる教師が多いの現実。
結局、プールの監視員のような存在がほとんどです。
そのスポーツの経験者は少ないと思います。

ただよく考えてみると、
塾や習い事は学校単位ではなく、
子ども・親が自らの意思で選び、
その対価を支払い参加していますよね。

スイミング、ピアノ、そろばん、習字などは
いわゆる「習い事」としてみんな参加していますよね。

部活動に属するスポーツや文化的活動も、
結局のところ学校で行う意味は、
現在ではもう必要がないのではという気もする。

○○大会というものも、
学校対抗のイベントになりつつあります。
たとえば吹奏楽などは、良い例ですよね。

我が家の3男も中学校の時、
吹奏楽やっていましたが、休みは元旦だけ。
おかげで全国大会に行き銀賞をもらいましたが、
昔だから良いが、今の時代は・・・・

そもそも今の教育システム(年齢で進級)という
このシステムが変わらない限り、
教師の負担も減らないし、
子どもたちも、出る杭を打たれてつぶれるだけです。


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