見出し画像

誰も知らない志村けん―残してくれた最後のメッセージ―

今年の24時間テレビのドラマは、「誰も知らない志村けん―残してくれた最後のメッセージ―」でした。

視聴率稼ぎ、死者を食い物にしている、早すぎるなどの批判、怒り、反発のツイートも多かったようです。

私は、それらは志村さんが決めることだよなー。と思いました。
そして、見終わって「志村さんが伝えたかったんだなー」「だからこのタイミングでドラマとなり放映されたんだなー」と思いました。

24時間テレビ的には、「続ける」を伝えたかったのかもしれません。
今日のネットニュースでも、「続けていけば、良いことがある」の言葉が取り上げられていました。

私は、ドラマの最後で志村さんの言われた「ありのままの自分を信頼しなさい。そして続けなさい。」の「ありのままの自分を信頼しなさい」が、私を含めた今の多くの日本人に必要な言葉だと思いました。

タカトシは、「『欧米化!』はいいね」と志村さんに言われたことで続けられてたそうです。
相葉くんは、「相葉くんがまず楽しみなさい。焦らず、(志村どうぶつ園を)続けなさい。僕が(志村どうぶつ園を)続けさせるから」と言われ、不安が減じた時期があったそうです。
嵐の一時休止の報告をした時も、「それ以降も楽しみなさい。良いことあるから。」と言われたそうです。

それらの言葉の前提は、やはり「ありのままの自分を信頼しなさい」があったのだと思います。

志村どうぶつ園の出演者のみなさんは、もともと天然みたいな方が多いですが、それが損なわれず、さらにご自分らしくなっているように感じます。
それは、志村園長が「それぞれのありのままを受け入れてくれている。信頼してくれていた。」からではないでしょうか。
志村園長の動物への接し方や、パンくんの志村園長への信頼、大好きをみても感じられます。

「素の自分はテレビでは出さない」とおっしゃっていた志村けんさんが、2003年天才!志村動物園のパイロット版の特番に、「一度、引き受けてみましょうかね」と司会を引き受けられた。
レギュラーとなった初回の打ち上げ飲み会などでのエピソードなども聞くと、「素の自分、ありのままの自分」で、多くの人、若い人とも動物ともたくさんの時間を過ごしたいを実行されたのだと思いました。

飲み会で、相葉くんが志村さんの膝で寝てしまったとき、志村さんは「こういうのも求めていたから」とおっしゃたそうです。私はお父さんになりたかったのだなと思いました。

パイロット特番を引き受けた54歳という年齢は、小学校の教頭先生で厳格だった志村けんさんのお父様が亡くなった年齢と同じだったそうです。(父親に無理やり食べさせられたお芋が大人になっても食べられなかったそうです)
実の父親、そしていかりや長介さんに育てられた志村けんさんが、これからは「ありのままの自分を信頼して」若い人たちの(テレビを見ている人も含めた)父親になりたいと思ったのではないでしょうか。
そして、それは愛そのもの「ありのままのそのままのその人を信頼する」だったのではないでしょうか。

志村けんさんは、ビートルズのLet it beが好きだったそうです。
Let it be.  ありのまま。あるがままに。

亡くなった母メアリーが現れ「It will be all right」と言った夢を見た後、ポール・マッカートニーが「Let it be」を書いたそうです。
Let it be                     ありのままに。
It will be all right       よくなるよ。


志村けんさんの最後のメッセージ
「ありのままの自分を信頼しなさい。そして続けなさい。」


24時間テレビの「誰も知らない志村けん―残してくれた最後のメッセージ―」のドラマの最後で、この歌が歌われます。

私も10代の時から好きな歌です。



サポート嬉しいです!ありがとうございます♪ ・大人も子どももくつろげる未来のブックカフェの本購入 ・娘の創作活動費 ・親子にケアの方法を伝えることでサポートしている団体への協力など お金と愛が循環することに使わせていただきます💕