【こんなことなら補助金6,000万円貰わなきゃよかった。】第7話:刹那
第7話「刹那」「矢島さん、ありがとうございます。おかげさまで、なんとか事務局より交付決定の連絡がありました。」
矢島のサポートの末、竹内の元に「交付決定通知書」が届いたのは、あれから更に3回事務局との差戻対応をした後だった。
竹内はその間、銀行や信用金庫、商工信用組合など、考えられる金融機関を駆け回り「なんとか、つなぎ資金を確保できました」と言っていた。
また、自己負担部分の3,000万円についても、金融機関が国から「ゼロゼロ融資」への対応を強く求められていたこともあり