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仰天!デンマークのトイレ文化

こんにちは。
今回は結構前から書きたいと思っていたトイレの話です。なんの話かまとめると

用を足すことに対する見方の文化差異

についてです。汚くはないと思っていますが、トイレの話なのできれいではないです。

日本で最後に立ちションする人を見たのはいつですか?

日本でもデロデロな酔っ払いとかだと立ちションしてそうですが、私は日本で普通の道を歩いていて立ちションをしている人を見つけたのは、数年前ぐらいまで遡ります。
高校の帰り道におじさんがコンビニ併設のトイレの前で立ちションしてて、えらいファンキーなおっさんやなと思ったのが記憶に残っています。

皆さんは前の記憶、いつですか?

あ、トイレ行きたい!と思った時の思考回路

あ、やべえトイレ行きてえ!と思った時に私はトイレを探します。

日本だったらコンビニ探しに行ったり、こっちではお店にサラーっと入ってトイレを借ります。中心地では公共トイレもあるのでさほど困りません。

いやそりゃトイレ探すやろって話ですが、なんだかデンマークにきてからこの思考回路が普通と限らないことがわかってきました。

デンマークで見た尿意キツめな人の行動

①目の前にトイレがあるか見渡す(そんなあるわけない)
②目立たなさそうな角を探す
③↑がなければその場で壁に向かう

と言うなんとも諦めの早い用の足し方をします。

デンマークに引っ越してきてから、人の用を足す姿を一生分以上見ました。

その場でするっていうことはトイレが十分にないのではないか?と考えるのが普通であると思います。私もそう思いましたが、多分そこが問題ではないのです。

仰天!男性用仮設トイレ

デンマークのフェスのdistorsionに先日行きましたが、街中に仮設トイレがセットアップされていました。こんだけたくさんあると足りるだろうという量でした。

が、特に日本でこれはみないだろうと思ったのが、流しそうめんトイレです。

残念ながら写真がないので、非常に拙い絵で解説します。

流しそうめんトイレ

仮設フェンスに併設されている小さな壁みたいなものに向かって用を足すと、尿がホースを伝って処理されます。
そうめんの代わりにいろんな人の尿が流れると思っていただければいいです。
男性専用のものとなりますが、普通の道ばた、壁、屋根なしの普通に人の家の前です。

どう考えても丸見えです。

女性トイレは?

流しそうめんスタイルは流石に女性仮設トイレでは見ませんでしたが、こんなものはトイレとして活用されていました。

ちょっと壁は高くなっていて、直には見えないですが見ようと思ったら簡単に見えるスタイルでした。

日本では実現できないでしょう…

ちなみにバーやクラブなどでは、2つトイレがある個室はよくあります。友達と一緒に入れる作りで、なんか意味もわからなくはないですが、慣れないと不思議なものです。人前でトイレを使うことへの抵抗の低さが伺えます。

謎の落書きがオシャレに見える

なぜこんなオープントイレでも抵抗がないの?

答えは知りませんが、主観的な仮説を述べます。

①盗撮などの危険性の比較的低さ

これは大きな理由でしょう。日本では学校のトイレでも盗撮注意喚起ポスターが至る所に貼られていたりと、残念ながら盗撮などの性犯罪に関しては日本は危険度が高いです。
なのでトイレの安全性を保つために、このようなオープンな仕組みはないのだと思います。

②トイレへの熱意と技術

日本はTOTOをはじめとする、最先端のトイレで世界でも有名です。
日本では安らぎの空間に持っていこうとしている一方、こちらでは目的が果たせたらどうでもいいと言う感覚なのでしょうか。

仮設トイレの技術に関しては、日本の技術はこちらより若干(ほんまにちょっとだけ)進んでいるように思えます。ボットン便所としても、日本はもう少し衛生的な作りになっていることが多いと思います…

③トイレに対するプライバシー観の違い

二つトイレが並んでいる写真からもお分かりいただけるように、人前でトイレをすることへの抵抗がそれほどないような文化で育っているように見えます。

子供の頃、友達と一緒にトイレに行く「連れション」もした記憶がありますが、同じ個室でトイレしたのは小学生以来ない気がします笑

そういった感覚の違いがトイレのあり方にも出ているのではないかと思います。

まとめ

まとめもくそもないですが、トイレをとってもいろんな文化や背景の違いがあって面白いです。
TOTOのトイレは恋しいですが、こちらのワイルドなトイレ文化からも学びながらいろんな発見を探し続けたいと思います。

ではまた!