デフトーンズ「オームズ」(9月25日リリース)
デフトーンズ (左から順に)
◆セルジオ・ヴェガ – ベース
◆ステファン・カーペンター – ギター
◆チノ・モレノ – ヴォイス
◆フランク・デルガド – キーボード
◆エイブ・カニンガム – ドラム
2019年は、スリップノットにトゥールにKoЯnの新作リリースが相次ぎました。デフトーンズも9枚目となる新作のリリースを控えています。そこで、今までにわかっている情報をまとめました。
(最初にこのエントリーを書いた時は、まだ2019年でした......。)
アップデート7:『オームズ』がついにリリースされました。アルバムの感想や以降のことは、また別のエントリーで綴るつもりです。
アップデート6:Genesis
アップデート5:OHMS
アップデート4:タイトルは「ОHМS」で、9月25日にリリースです。
「いくつかのパートは怒りに溢れているんだ。でも、最初から最後まで怒ってるだけのアルバムを作ったことはない。そんなの一度もしたことないよ」
「大事なのは、メンバー全員がきっちり取り組んでいて、ワクワクしながら作ったことなんだ」
アップデート3:9月リリース予定です。
アップデート2:2020年9月以降のリリースになりました。テリー・デイトの復帰により、「バンドの本質を捉えた音に戻った」そうです。また、『ERОS』はいずれEPとしてリリースするとのことでした。
アップデート1:新作のプロデューサーは、テリー・デイト。ハリウッドのHenson Recording Studioでレコーディングを行っています。現在はミキシング中で、2020年の後半にリリース予定とされています。
「いまはミキシング作業を行っていて、とても良いよ。何度聞いても、悪いところが見当たらないんだ。フレッシュで、『ゴア』よりも少しアップビートで、いいことだと思う」
デフトーンズは、2016年4月に8枚目のアルバム『ゴア』をリリースしました。『ゴア』は、シューゲイザーやポスト・ロックに接近した挑戦的な作品です。その姿勢は好きですが、独特の華やかさや優雅さに欠けていて、そのうえ初期衝動やヘヴィネスが疎かになっている作品だと感じました。
デフトーンズの魅力は、チノ・モレノの甘美なメロディから狂気じみたスクリームまでを自由自在に操る歌唱力と、ステファン・カーペンターの8弦メタルギターによるソリッドな破壊が織り成すカタルシスだと考えています。
しかし、『ゴア』には破壊やブルータリティが足りませんでした。というのも、ステファンにとって『ゴア』は不本意な作品で、自身のアイディアやメタル志向がほとんど反映されなかった事が窺えるのです。
「全員のアイディアを集めて曲を書くとき、形になっていったのは他のメンバーのしょうもないやつだった。俺がこうしたいなと思ってたスタイルや音じゃなかった。期待したものや求めていたものなんかじゃなかった」
チノによれば、9枚目のアルバムとなる新作では、ステファンとエイブ・カニンガムが大きな役割を果たすことになるというのです。この二人は、『アドレナリン』『アラウンド・ザ・ファー』の主な作曲を手掛けていました。
「デフトーンズの真髄とは、ステファンがリフを弾き、エイブがドラムを叩くことだから、新作は二人のことを重視した内容にしたい」
「僕たちは、全てのアルバムでステファンに中心人物でいてほしいと強く望んでいるけど、『ゴア』では叶わなかった。彼の問題は個人的なもので、デフトーンズとは関係ない。僕たちは新作の曲を書いているところで、『ゴア』と違って、彼と協力しながら取り組んでいるから最高なんだ」
新作では、ステファンのメタルギターが存分に活躍しつつ、エイブの心地良いスネアとセルジオ・ヴェガのどっしりとした6弦ベースも堪能できて、それにチノの透明なヴォーカルと鳥肌もののスクリームも愉しめるなら、最高です。とにかく、ヘヴィで切れ味が鋭くて、クイックサンドやクロセズやパームズ等からのフィードバックが含まれた作品を聞かせてほしいです。
デフトーンズのインスタグラムを遡ってみると、2018年の2月から2019年の4月にかけて、サクラメントのリハーサル・スタジオ(The Spot)等でジャムセッションを行っており、その後、夏に商業スタジオでレコーディング作業をしたようです。また、ステファンのギターが8弦から9弦になりました。
「みんなで集まって曲を毎日書いていると、どんどん変わっていく。僕たちは、エクスペリメンタルな方向性に進むことを楽しめる段階に来た」
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