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春の虹 アーチも淡く 湖に消ゆ

地元では琵琶湖のことを湖(うみ)と呼んでいます。

七十二候の【虹始見】に入ります。
にじはじめてあらわる」と読みます。七十二候の15番目で、二十四節気「清明」の末候です。4月19日まで。

その年、初めて見える虹を「初虹」といいます。春深くなるとともに空気がうるおい、雨あがりにきれいな虹を見ることも多くなります。春の虹は夏よりも、淡くはかないといわれています。

虹始見 Niji hajimete arawaru 「First rainbows」
April 15-19
   
春に初虹が出るとは限りませんが。虹は雨の水滴がプリズムの役割をして生まれます。冬は雨が少なく、見えても色が薄いことが多いのです。夏にはよく見られ、「虹立つ」の季語もあります。

薄墨の 白き桜に はじまりて
 らんまんの八重 春のみおさめ

花見のはじめは、近くの野洲川湖畔の淡墨桜から。薄いピンクのつぼみが満開になれば白に、その散りぎわは淡い墨色になることから。毎日の散歩は、ソメイヨシノの花のトンネルを抜けて。体操をする小公園では、八重桜が満開です。いい春でした。

あなたが幸せでありますように 
琵琶湖を望む草庵にて
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