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春雷や ひと声ふた声 かすみゆく

春雷(しゅんらい)は夏の雷とちがい、ひとつかふたつで鳴りやむことが多く夏ほど激しくありません。

七十二候の【雷乃発声】にはいります。
「かみなりこえをいだす」と読みます。雷の鳴りはじめる時期になりました。七十二候の12番目で、二十四節気「春分」の末候です。4月4日まで。

雷は一年中鳴りますが、このころから夏にかけて増えてきます。その年初めて鳴る雷を「初雷(はつらい)」と呼びます。この音が冬ごもりの虫を起こすので、「虫出しの雷」ともいいます。

雷乃発声 Kaminari sunawachi koe o hassu
“Distant thunder”〔distant;遠い thunder;雷〕
March 31-April 4

やわらかな 白磁のごとき 白木蓮
 いよいよ春の 種まかむとす

辛夷(こぶし)の花は、「種まき桜」「田打ち桜」とも呼ばれ、昔から農事の目安とされてきました。近くに見あたらないので、その数日前から咲くという白木蓮に代わってもらいました。

あなたが幸せでありますように 
琵琶湖を望む草庵にて
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