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二十四節気の【立春】に入ります。

まだ寒さは厳しいのですが、いよいよ「春」の気配が「立」ち上がりましtた。150年以上前の日本人は旧暦で暮らしていました。立春は春の、そして
一年の始まりです。旧暦では、立春に近い新月の日を一月一日としていま
した。正月をお祝いし、全員がめでたく数え年で年を重ねたのです。

立春はここを基準にさまざまな決まりや雑節が定められています。八十八夜や土用、二百十日なども、立春から数えます。

立春や
 ジャンプステップ
  風に乗る
 
 Risshun 立春「Vernal Equinox」「Birth of Spring」「Beginning of Spring」
Coldest days are almostover and we can feel the sign of spring.
〔vernal;春の equinox;春分 almost over:ほぼ終わった sign:気配〕 

春の節気を三つに分けます。
初春:【立春】(2月4日).雨水(うすい 2月19日)
仲春:啓蟄(けいちつ 3月6日).春分(3月21日)
晩春:清明(せいめい 4月5日).穀雨(こくう 4月20日)

春をあらわす言葉にはいろいろあります。
〔立春のころ〕新春、初春、春立つ、春くる、春に入る。
〔春はまだ名のみ〕裏を返せば、名のみでも春は春です。
〔光の春〕太陽の明るさで春を感じるのです。ロシア生まれ。
〔音の春〕雪どけの音、川のせせらぎ、鳥のさえずり、外ではしゃぐ子どもたちの楽しげな声。
〔立春大吉〕(りっしゅんだいきち)謹賀新年と同じ意味です。縦書きにすると左右対称で、厄よけと福を招くおまじないに。
〔春節〕旧暦の1月1日(1月22日)に始まり15日間続くお祭りのこと。
中国や台湾などの中華圏国家では、爆竹がにぎやかに鳴り響き
盛大に祝います。

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七十二候の【東風解凍】に入ります。
「はるかぜこおりをとく」と読みます。一年を72に分ける七十二候の最初で、二十四節気「立春」の初候になります。
東から吹いてくる風が、厚い氷を溶かしていく時期になりました。東風(こち)は、東から春を運んできます。2月8日まで。

Harukaze koori o toku 東風解凍 East wind melts the ice.February 4-8

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振り向けば
 かすかな香り
  聞えくる
黄が群れつどふ
 蝋梅に春

散歩道で。思わずカメラをむけました。梅とは別種のロウバイ科です。中国原産で、唐梅(からうめ)、南京梅とも。江戸時代中期に渡来しました。

琵琶湖のほとりの草庵にて
時を生きる旅人
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