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なぜ包括的セクシュアリティ教育の活動を始めようと思ったのか?(&自己紹介)

前回のブログでお伝えしましたが、今回は居場所づくり活動を始めた経緯についてお話しようと思います。
また、改めて簡単な自己紹介もしますのでよろしくお願いします。


なぜ包括的セクシュアリティ教育の活動を始めようと思ったのか?


まずは経緯について話していきます。
この活動を始めたのは、命を守りたいっていう思いがあったからなんです。
9月1日の中学生の自殺率ワースト1の日が気になり、自死をする人をそういう行為から守りたくて2022年8月に居場所を立ち上げました。

そういう自身も過去に何度も自殺未遂を繰り返してきました。
今でも希死念慮がなくなったわけではないんです。
自己肯定感がとても低いのでそこから上がってくるのはとても大変です。
幸いたくさんの仲間に恵まれて、この10年以上はほぼそういう行為から逃れています。

データ的にも日本の死亡原因は年齢別にすると男女問わず若い人(10〜50歳台)は「自殺」という項目が断トツに多くなります。

【日本の死因】

オレンジ部分が自殺数


更には死亡原因のトップ10に入ってこない人工妊娠中絶や死産の数。
2022年度で人工妊娠中絶は約12万2000以上。
死産は1万6000以上とされ、この死産というのは22周以降の数字で21周未満は含まれていません。
いかに大きな数字なのか…

この上に産後うつなどで新生児の命も多く失われています。
このような望まない妊娠で多くの命が奪われていることにも注目していました。

そんな中で「性教育」が「包括的セクシュアリティ教育」という名前に変わって広まりだしたことで、体や心を守る上で大切なのが「包括的セクシュアリティ教育」なんだと思いました。

それで数年前からSDGsえどがわとして「包括的セクシュアリティ教育」の活動も始めることにしました。(SDGsえどがわの立ち上げのことは、お話するチャンスがあれば後日お話しようと思います。)

活動を通してSRHR(性と生殖に関する健康と権利)を理解してもらうことも目的のひとつです。


【国際包括的セクシュアリティ教育ガイダンス】


ではここから改めて簡単にですが自己紹介です



NPO見守りサービス みんないっしょの代表の大島瑠可です。

出身は名古屋市。41歳まで名古屋に住み、その後に次男と江戸川区に引っ越してきました。
トランスセクシャル当事者で子どもが3人います。
3人とも30代でそれぞれ独立していて、現在は一人暮らしで江戸川区在住です。

自身や次男が障害当事者であったり、幼少期や思春期に虐待やイジメにあったり、様々なマイノリティーの交差性を持っています。
(障害の「害」という字に賛否ありますが、人ではなく「社会に障害がある」という認識で、社会が本当にバリアフリーになるまでこの漢字を使用していきます。ご理解ください。)

どこに行っても自分の「居場所」がない…自分が自分らしく居られる場所は?と模索してきました。

一時期はいい仲間に恵まれていたものの、その後また何年も自分の居場所を探しました。
やっと今、全てを話さなくても悟ってもらえるような方たちと出会うことが出来ました。

そして同じような悩みを持つ方の悩みを聞いてきました。
自分では何も出来ないですが、今まで周りから頂いた「気持ち」を困っている方たちにバトンして行きたいと思っています。

それぞれについて詳しいことは徐々に話していきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
ブログを続けること自体が苦手ですが、一応週1くらいを目指して更新していきたいと思っています。
長い目で見守っていただければと思います。

よろしくお願いいたします。


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