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【雑談】 痴呆症の人と一緒にタバコを吸った思い出。

お疲れ様です!

フォロワーさんの小説を一気見して、思わず記事を書いてしまっているピンクパンサーです!

(๑╹ω╹๑ )ミナサマモ、ヨカッタラゼヒ!



【はじめに】

先日真夜中に、以下のちゃりれれさんという方のノンフィクション的な小説を一気見して読み終えました。

1時間半くらいで読み終えたのですが、途中で過去の思い出が蘇り、ボケ〜っと考え事をしていたので、実際は1時間くらいで読めるかも知れません。

これから書く事も、ちょっと小説内の事を踏まえて書くかも知れませんので、良かったら見てみて下さい♪^ - ^

何か、色々と考えさせられる部分もあり、元気を貰えるかも知れません!

自分はこのちゃりれれさんという方にお世話になっているので感情移入してしまっている部分もあるかも知れませんが、とてもパワフルな方です!w

これ以下の記事には小説内のネタバレが含まれます。

小説を読まれる方は、先に小説からお願い致します。m(__)m

むしろ、これ以下の記事は大した内容では無いです。^_^;

この小説を見て、思い出した自分の思い出でございます。


【介護職】

小説を見られたという事を前提に進みますが、ちゃりれれさんの小説内ではすんなり介護の仕事を始め、ちゃりれれさんは介護福祉士をいつの間にか取ってますが、

天才としか思えません!(>_<)

ちょっと皆様にお伺いしたいのですが、もしかして皆様、こんなにパワフルに生きられてるんですか?

自分はちゃりれれさんの一億分の一くらいしか努力も行動も出来ていないと思います!T^T

現在ワタクシ43歳。

もし皆様がちゃりれれさんの小説を見て、私生活は別として仕事部分だけに注視したと仮定し、

「これくらいは普通に仕事するんじゃない?」

という感覚であれば、ワタクシは相当、仕事に対してしっかり向き合わず生きております!
T^T

一応ワタクシ、ホームヘルパー2級までは持っております。しかし2級は仮免許的な存在で、現在は介護福祉士の資格を持っているのが当たり前かも知れません。

しかし、資格を持たずとも、実務経験が豊富で仕事が出来る人はいます。ただ、ワタクシは実務経験も無い所からスタートし、本物の仮免です。

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グループホーム→4、5ヶ月くらい。働きながら
        ホームヘルパー2級を取得

老人保健施設→4日で逃げ出す

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グループホームで働く前は、通信の仕事をフラフラとしていました。

ワタクシは営業というのがとても苦手でした。

個人的にお店に入り買い物してても店員に話しかけられるのが凄く嫌いです。

「何かお探しですか?」

など、聞かれると、

ほっといてくれ!話しかけんな!クソ!
など思いつつ、

「いや、見てるだけです。」
と言ってそっと帰ります。本当は買いたいものがあるのに、声を掛けられたのが嫌で帰ります。

「人とコミュニケーション取れない病気じゃねーか!」

と思われるかも知れませんが、とにかく買い物している時に話掛けられるのがイヤだったのです。^_^;

そういう価値観を持ちつつ営業をやると、

「自分がやられたら嫌な事を他人にしている。」

という気持ちになります。ただ本当は、企業に面接に行き仕事に就いた以上、割り切って業務を遂行しなきゃいけません。

ただ、

「コールセンターでインターネットに関わるトラブルへのサポート業務」

と書かれている求人でも、実際にはサポート後に自社の商品を売るという営業的な仕事も付いてくることが多かったです。

今の時代は、こういうのは減っているかも知れません。

「トラブル解決後は信頼を得ているので、自社サービスを売りやすい。」

そういう意図らしいのですが、そもそもその考え方が個人的に受け入れ難い。

人の心理を突いた販売手法。

善意ではなく、収益を考え人の心理を突いた販売です。

サポート数ではなく、販売数が注力され自分の成績として職場にランキングが張り出される。

これは特定の職場ではなく、「コールセンターでのサポート業務」では当たり前の光景だったと思います。

個人的な印象ですが、こういう業務で強いのは女性です!

1つのサービスを販売しても100円〜500円。販売したサービスによって異なりますが、基本給と同じくらいの販売をし給料を倍にしているおばちゃんがいました。^_^;

世の中、綺麗事ではなく収益の為に企業が存在し、その歯車として自分が存在しているのは分かります。

しかし自分は、何か納得のいかない気持ちを抱えつつ働いていた気がします。

ちゃりれれさんの小説の中でも「介護利用者の新規開拓」というシーンがあります。

「介護も営業かけるんだ!」

と、凄く興味深い内容でした。

介護利用者というのは自動的に施設に現れ、むしろ施設が足りないと勝手に思っていました。

「介護施設同士でも競争があるんだなー。」

と、とても考えさせられる内容でした。

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自分が介護の仕事に飛び込んだのは、

「営業という、人に何かを提案し契約を取って数字を追いかけるのではなく、人に求められた事をしてお金を貰おう!」

という気持ちです。

しかし現実はそんな甘いものではなく、求められる事をやれば良いだけではありませんでした。

「施設利用者さんがやりたくないと言っている事も、説得してやって貰わなきゃいけない時がある。」

数字として張り出される事はありませんが、営業で求められる「人の気持ちを変える」という事を、結局は介護でも必要になるという事を知りました。

ただ、面白い経験も出来ました!

やっと本題でございます!


【ちょっと小休止】

前置きが長くなってしまったので、ちょっとブレイクタイムを。^_^;

ちゃりれれさんの小説の中で家族との話も出てきます。

家族の話。
仕事の話。

この2つが大きなテーマだと思うのですが、ワタクシ子供がいません。

「家庭を築く」というのは自分にとって都市伝説と同じ感覚です。(T-T)

なので、ちゃりれれさんを想い一曲歌いました♪


【痴呆症のおじいちゃん】

グループホームで働いている時に、とても話のしやすい、いつもニコニコしているおじいちゃんがいました。

背も高く、不安定ながらも杖を使わず歩ける。会話も出来る。責任感もあり、凄くゆとりのある性格で懐も深い。

「相当育ちが良いんじゃないだろうか?」

と思える程、家族も穏やかな人達。

しかし、

「あの人は〇〇のお偉いさんだよ。」

という話も聞かないので一般人だと思います。

この方は、短期的な記憶長期的な記憶にする事が出来なくなっている状態に思いました。

昔の記憶はある。それをシッカリ人に伝えれる。しかし、新たな記憶はすぐに無くなってしまう。

この方はタバコを吸います。

しかも、フィルターの付いていないピース!

「ちょっと一本貰って良いですか?」

「いいよいいよ!」

と貰って吸ったことがあります。
※この記憶は、5分と経たず無くなります。許可を得たと言えるのだろうか?

キツい!!!(>_<)

いつもセブンスターを吸っている自分。

「発ガン性No.1!」

の呼び声高いセブンスター。このタバコでもキツい筈なんですが、このおじいちゃんの吸っているピースは段違いにキツい!

確かこの方は90歳ちょっとだったと思います。

「こんなタバコを若い時から吸ってるの?!」

それなのにこんなに元気な姿を見ると、「タバコってそんなに健康に関係ないんじゃない?」という気持ちになりました。

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ワタクシ、夜勤もやっておりました。

ある日の夜中の事です。確か、深夜2時から3時くらいだったと思います。

洗濯を終え、朝ごはんの下ごしらえにも目処が立ち、寝返りをうてない人の体勢を変える。

誰もトイレには行かない。

ポッカリ空いてしまった時間、キッチンの電気は付けっぱなしなので、キッチン近くの椅子に座りタバコを吸っておりました。

すると、誰かが起きてきた音がしました。

「誰かトイレだろうか?」

トイレの見える位置で座っていたので見ていました。というより、業務上、利用者さんのトイレ回数のチェックは業務の一環です。

起きてきたのは、ピースのおじいちゃん。

「ちょっと一本貰えるか?」

と、タバコが吸いたくなった様です。

「あ、〇〇さんのピースありますよ。持って来ますね!」

「そっか。じゃあ頼むわ。」

夜中に一緒にタバコを吸う事になりました。

タバコは火の問題があるので、職員が管理しています。そんな記憶は何処かに行ってしまうので、「自分はタバコが無い」と思いワタクシから貰おうとしたと思います。

2人並んでボケ〜っとタバコをプカプカ。

短いグループホームでの仕事ですが、数回この経験が現れました。

しかし、この時間はワタクシにとって楽しい時間になっていきました!^ - ^

それは、「おじいちゃんの昔話」です!

このおじいちゃんは、戦時中の北海道を経験しています。そして、その記憶は無くなっていません。

「戦争中って、食糧困ったんですよね?」

「いや〜、そんな困った記憶ないな〜。」

そうなの?!
もしかすると、食料は地域差個人差がかなりあったのかも知れません。

「犬とか食べました?」

「犬は食ったわ。結構美味いぞ!」

ふむふむ。食糧に困った記憶は無いけど、犬は食べている。犬は当たり前に食べていたのだろうか?そんな事を考えていると、

「猫は食えたモンじゃないな。」

「猫も食べたんですか?!」

「食おうと思って鍋を煮だたせて猫を入れたんだよ。したら、アクが凄くて食えたモンじゃなかったわ。わはは!」

ほー!やはり、戦時中は今と価値観がかなり違ったのかも知れません。生き物を虐待とかではなく、食糧としての犬と猫の話をしているおじいちゃん。

悪意など全くなく、可哀想とかそういう話とは異なり、人間の栄養としての犬と猫の話。

食糧に困った記憶は無いと言っていましたが、当たり前の様に色々な物を食糧にしていたのかも知れません。

このおじいちゃんとの時間は、本当に楽しく、自分としては凄く有意義な時間でした。

この犬と猫のエピソードが一番印象深かったので、お話させて頂きました。


【さいごに】

ちゃりれれさん、また勝手に引用してごめんなさい!m(__)m

このおじいちゃんとの思い出が一気に蘇り、ちゃりれれさんの小説を読みつつ、少し放心状態になってしまいました。^_^;

「自分は努力が足りな過ぎるのかも知れない。」

と、思いました。

「介護福祉士」についても、聞いた事があります。グループホームで働いていた時に新卒から働いている女の子がいました。

その女の子は介護福祉士を持っていて、

「介護福祉士って何?どうやって取ったの?」

と、無知な自分が聞くと、

「卒業すると介護福祉士が貰える学校だったんですよー。」

と言っていたので、「看護学校の様に専門的な学校があるのかな?」と思っていると、職場のリーダーの女性が、

「アンタも取ろうと思えば取れるよ。けど、実務経験が3年必要で、今のアンタは受ける事も出来ないわ。」

と言っていました。

実務3年?!

まだホームヘルパー2級の学校に通いつつ働いている自分には、気が遠くなる話でした。

個人的に、未経験から介護福祉士を取得する行程は、そんな簡単ではないと思ってます。

しかし、様々な分野で皆様が大変な道のりを進み、大変な行程を乗り越えているのであれば、

「自分が貧乏な生活をするのは当たり前なのかも知れないなー。」

と、良い意味でとても考えさせられる小説でございました。m(__)m

という訳で今回は以上です!

長々とお付き合い頂き、ありがとうございました!^ - ^

ではまた、次回♪

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