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終戦から79年、息子に教わったこと

こんにちは。横浜の絵本講師さめです。
明日は強い台風7号上陸とのニュース。外に出しているものが飛ばないよう備えておきましょうね~✨

                ・・・
今日8月15日は終戦記念日。終戦から79年です。
高校生の息子とは年に何回か戦争について話すことがあります。
昨日から話し合う中で「認識を改めなければ」と思う発言が息子からあったので、ここに記しておきたいと思いました。


息子世代は戦争を社会問題として扱う現実的な視点と知識ベースがある

私は曾祖母・祖母・母から直接家族に起こったこととして話しを聞き、戦死したご先祖の手紙の筆跡を見るなどして、幼い頃から肌で感じる機会がありました。

息子の場合、私が32で産んだこともあって、すでに曾祖父母も祖父母も他界していたため、私から話しを聞く以外、家族に起こった身近なこととして感じる機会がそうなかったように思います。

じゃぁそんな息子は戦争のことを知らないかと言えば全くそんなことはありません。

息子の場合は、中学受験で世界戦争のことを知り、学校の授業で重ねて学び、広島・沖縄の資料館をめぐり、本人の問題意識として多くのネット情報をかなりの時間を割いて調べ精査し、知識量としては私以上の相当なものをもっています。

そう、私の時代は、学校の歴史の授業で現代社会は取り扱われませんでした。知りたくして仕方がなかったのに、授業はいつも明治時代あたりまで。

息子は信じられないと言うけれど、私たち親世代の子供時代は冷戦でしたから。
現在進行形の問題を語るスキルが学校の先生方にはなかった時代でした。
息子世代は、肌感覚や体感は少ないが、社会問題として戦争を観る視点と知識が学校教育とネット情報から日常的にふんだんに触れる機会がある。
子どもは大人より時間がありますから。

むしろ40代50代の方が足りない可能性がある。
そんな危機感を感じました。

玉石混交の情報を見極める眼と心の耐性を

その息子が言ったこと

「戦争は現実的な理由ではじめるのだから、現実的な話をしなければならない」

「どんな道筋を辿ってどんなストーリーではじまっていったのかを知ることが大切」

「愛とか平和とか理想の世界とか、弱い者が犠牲になるからダメといった話しをしていては戦争はなくならない」

そうだ、現実的な利益問題として扱い学ぶことが大切なのだと思いました。

嘘と誠が混じったような情報に翻弄されることを恐れて、知識が入ってくるのを避けたい気持ちが作動している自分に気づきました。
自分の心を守るために努力を怠ってきたかもしれない。。

玉石混交の情報を見極める眼と心の耐性と一朝一夕に見につかない情報リテラシー。現代に生きる中で日々意識的に努力して取り組む課題なんだ、と思いました。

「戦争を考える」とは「人間を知る」ということ

戦争が語られる時、戦争の悲惨さについて触れることが多いかもしれない。けれども、もっと戦争が起こるまでの過程について
(そこは私たち民間人にはとてもわかりづらい領域になってしまうのだけれども)話し合い、十分に目を光らせなければならない。

戦争は数人の決断ではじまってしまう。
ひとたびはじまってしまったら最後、止めるまでには凄まじい犠牲と努力とエネルギーが必要になる。

何かで読んだことがあります。
戦争を止めるのは、どちらかの死者数がこれ以上無理という人数になるまで。
それまでは続くと。

戦争を知る、とは、人間を知る、ということ。
人の中にある美しさも卑劣さも等しく。

息子から学んだことは「人間理解」でした。


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