【詩】夜想曲の詩

でたらめに、歌をうたって、
醜悪な自己嫌悪、洗い流されて、
白いタオルと、微かな石鹸のにおいのするわたしの身体
淡い住宅街の灯りを見つめながら、音楽を聴いて
それだけでわたしは、夜を明かしてしまう
浅い眠りについて
生きてしまう
健やかな寝顔、誰も苦しいと信じてくれない
できるなら、夢にまで苦しさを持ち込みたかった
そう思いながら、朝陽が、住宅街の灯りよりも、さらに眩しく射し込んでくる。

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