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運の連鎖

「なるべくしてなった」


という人はいるのだろうか?

《進撃の巨人》の作者は最初、ジャンプに持ち込んでいた。しかし突き返された。

マガジンに持ち込んだところ才能を見込まれたが、埋もれていた可能性も大いにある。

というか歴史には埋もれていった才能の方が多いと思う。画家ならゴッホやルイス・ウェインなどは死後評価されている。

そしてその進撃の巨人がアニメ化されたことでバタフライエフェクトが起きる。

僕はこれを《運の連鎖》と呼んでいる。
アニメ化にあたって出世した人間もいた。


 《磯部磯兵衛物語》はワンピースの休載枠で読み切りが掲載された。

2013年6月に尾田栄一郎が急病で入院し、連載していた『ONE PIECE』が2週に渡り休載となる。そこで代理原稿として読切『浮世はつらいよ』が1週目に掲載される。これは読者アンケートに反応があり、インターネット上でも反響があった。翌週(『ONE PIECE』の休載2週目)には『浮世はぬるいよ』を再び代理原稿として掲載した。

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仲間によると「『バカマンガ革命』という題のショートショートギャグ漫画の連載を狙っていたがそのネームが没になり、『磯兵衛』を出したところ通った」という[6]

wikipedia

井上尚弥選手も、父親がボクシングをやっていなかったら才能に気づかなかっただろうし、そもそも父親が中学時代の友人からボクシングに誘われなかったら、井上兄弟はおろか、父親である真吾氏もボクシングはしていなかっただろう。

 そして井上選手の試合がキッカケで雪平莉左は知名度が上がった。

ここでも運の連鎖が起きている。

運命の分岐点になったポイントは仕留めたラウンドにあった。

ラウンドガールは2ラウンド目からでないと出てこれない。
そのため雪平がスタンバイしていた試合において、井上尚弥が1ラウンドで終わらせていた場合、雪平氏の知名度は上がっていなかった。


ガリットチュウ福田は、宮迫博之の闇営業問題に巻き込まれた後輩の1人だ。

そこそこ売れ始めていた矢先のことであったため、本人としてはショックだったことだろう。

これに関してもマイナスな運…つまり不運だが、福田氏はタダでは起きなかった。

風評被害により仕事は減ったが、その空いた時間を使ってブラジリアン柔術を始めた。

はじめるやいなやメキメキと頭角を現し、世界ランカーになるほどの実力になったのだ。

確かな才能はあったが、一連の不祥事が無ければ始めていなかっただろうことを考えると、人生何があるか分からない。まさに人間万事塞翁が馬ということわざが身に染みる。


僕も思い当たる運の節がある。

モノマネ番組で河村隆一氏を知り、そのままLUNASEAを知ったのだ。
そして河村隆一氏のモノマネをするようになるほどのファンになった。

河村隆一氏を使ってから10年近く経つが、いまだに彼の歌声を聞く。

その河村隆一氏自身も、運に左右される人生だったと思う。最近では癌などの重病続きだ。

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